◆第93回日本ダービー・G1(5月31日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月26日、美浦トレセン

 ベテラン・中野達哉記者が「超ブル診断」データ編で日本ダービーを分析した。

 現役のダービージョッキーは10人(短期免許のレーンは除く)。

誰もが夢見る称号を得るには騎手と競走馬の密接なつながりが重要なピースになる。過去10年で継続騎乗の複勝率21・9%に対して、乗り替わりは同7・8%。テン乗りでの活躍は18年3着のコズミックフォース、23年1着のタスティエーラ、25年3着のショウヘイの3例。現役のダービージョッキーの初制覇は5人がデビューからダービーまで手綱を執り続けていた。

 デビューから手綱を執り続けた騎手とダービーに臨んだ馬が馬券対象に1頭もならなかったのは過去10年で20年の1年のみ。一昨年のダノンデサイル、昨年のクロワデュノールも横山典、北村友とのタッグを熟成させて頂点に立った。今年はこれまでと同じ騎手が継続する予定なのはグリーンエナジー、パントルナイーフ、ライヒスアドラー、リアライズシリウス、ロブチェンの5頭だ。

 皐月賞上位2頭は今回も上位争いに顔を出しそう。皐月賞が1~4番人気で1~3着に入った馬のダービー成績は【4・8・1・4】(データは過去10年、以降も)。複数該当馬がいた場合は過去10年で6度あって、4度のワンツーを含め、必ず連対馬を出している。

 ただし、皐月賞馬は【1・4・1・4】で、勝ったのは無敗の三冠馬となるコントレイルだけ。ただ、日本ダービーで1番人気だと〈3〉〈4〉《1》〈2〉〈2〉〈2〉着。

ロブチェンが1番人気ならば、軸馬としては信頼できそう。ただ、2冠となるとどうか。リアライズシリウスが上位人気なら信頼度は上。皐月賞2着馬が4番人気以内なら《1》〈3〉〈2〉〈2〉《1》《1》着。すべて馬券圏内をにぎわせている。

 皐月賞上位2頭に食い込むならグリーンエナジー。前走2けた着順は【0・0・0・31】で挽回は厳しく、1勝馬も【0・0・1・13】ではデータからは推しづらい。グリーンエナジーは2番人気の皐月賞で7着。皐月賞が1~4番人気で6~9着に沈んだ馬は8頭中、18年1着のワグネリアン、17年2着スワーヴリチャードがデビューから継続した鞍上と巻き返しに成功している。地方所属時に東京ダービーで4勝を挙げている戸崎が日本ダービーで悲願を達成する瞬間が訪れるか。

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