◆日本生命セ・パ交流戦 2026 オリックス1―5中日(29日・京セラドーム大阪)

 沈みそうだった井上竜が、力強く動き始めた。セ・リーグ最下位の中日が、交流戦で12球団唯一の4連勝発進。

同開幕4連勝は球団タイで、今季最長に並ぶ連勝で5位・広島に0・5差と迫った。井上監督は「スタメンを固定してるわけじゃないけど、選手それぞれが、いい仕事をしてくれてる」と満足そうだった。

 有言実行の“大型連勝”だ。ワーストの借金15とした24日の広島戦(バンテリンD)を終え、井上監督は「交流戦で、歯車がかみ合うようにやっていく」と力を込めた。7回に決勝の2点打を放ったのは、14打席連続無安打だった細川。「迷惑をかけていたので、なんとしても」と主砲が意地を見せ、育成出身3年目の尾田もうれしいプロ初安打。守備や代走の切り札としてミスも経験した男は「みんなが喜んでくれて、あの光景は一生忘れない」。一丸となったチームに感動した。

 26日の開幕戦は楽天に1―0で完封勝利。3試合連続の逆転勝ちを収めた指揮官は「交流戦からいこうぜ!っていう言葉を、みんなが意識して取り組んでくれている」と手応えを隠さなかった。パ相手に無双発進。驚異的な巻き返しを現実にしそうな気配だ。

(森下 知玲)

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