◆日本生命セ・パ交流戦 2026 ロッテ0―1阪神(29日・ZOZOマリン)

 阪神・高橋は追い込まれても動じなかった。1点のリードを守りながら、2四球で招いた8回2死一、三塁のピンチだ。

打席にはパ打率トップの小川。2球で追い込み、外角低めへ直球投げ込んだ。ボールとなったが、151キロはこの試合の最速。最後はツーシームで二ゴロに仕留めた。8回を2安打無失点で6勝目。「残っている力を全部出して、腕を振りました」とうなずいた。

 無双左腕の晴れ舞台を、野球ファンが心待ちにしている。21日から開始された「マイナビオールスターゲーム2026」のファン投票の中間発表で、セの先発投手部門でトップに。ノミネート外でも全国から票を集めている。「あと1か月ありますし、試合で抑えないとふさわしくない…」と謙そんしたが、誰もが納得する快投を連発している。

 今季8試合目の登板だが、すべてビジターでの開幕6連勝は史上初。防御率も0・86に良化させた。

交流戦6戦目でプロ初勝利。藤川監督は「勝負球が甘くならない。そこは今まで彼が積んできたもの」とたたえた。チームの連敗も3で止め、昨季からのビジターでの交流戦連敗も6でストップ。セ首位もキープした。「どういう場面でも自分の球が投げられるのが、本当にいい投手。まだまだだな…って」。言葉は控えめでも、堂々の成績。虎を力強くリードしている。(藤田 芽生)

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