京都・伏見工高(現京都工学院高)ラグビー部の元監督で「泣き虫先生」として知られる山口良治さんが29日に83歳で亡くなったことを受け、山口さんをモデルにしたドラマ「スクール☆ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」の主題歌「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」を歌唱した麻倉未稀がスポーツ報知の取材に長文の追悼コメントを寄せた。

 麻倉は、かつて山口さんが神奈川・藤沢での講演を行った際に、花束を渡すゲストとして登場したのが初対面だったという。

「舞台袖でご講演を拝聴し、まるで滝沢先生(「スクール☆ウォーズ」の主人公)がドラマから出て来てお話ししてらっしゃるような口調に、あれは脚色ではなかったんだと思いました」と振り返った。

 麻倉は2017年に乳がんが判明し摘出手術を受けたが、翌18年に山口さんの教え子の祝賀会で再会。「ホッとしながらも山口先生と握手をすると熱く力強い手に元気を頂戴(ちょうだい)し励まされました」という。「体を大切にしながら歌い続けてくださいね」という言葉が励みになったという。

 来年45周年を迎える麻倉は、現在アルバムのレコーディング中。「アルバムが出来上がった時には必ずご連絡してお会いしようと思っていた矢先の訃報に言葉にならない悔しさを感じております。残念すぎます」と無念さをにじませた。

【麻倉未稀コメント全文】

山口良治先生

初めてお会いしたのが何年前なのか忘れてしまいましたが、藤沢にご講演にお越しいただいた時に当時の藤沢市長さんからお誘いを受け、藤沢市民会館のカフェでご紹介していただき皆様とご一緒に山口先生ご夫妻を囲んでご講演前にドラマ「スクール☆ウォーズ」のお話など様々なことをお話しさせていただきました。

ご講演の最後に花束をお渡しするお役目を急に授かりましたので、舞台袖でご講演を拝聴し、まるで滝沢先生がドラマから出て来てお話ししてらっしゃるような口調に、あれは脚色ではなかったんだと思いました。

優しく熱く人情味があり、人として素晴らしい方。支えていらっしゃる奥様もとても素敵(すてき)で、ご夫妻からの学びは沢山(たくさん)ありました。

その後、何年経っていたのでしょうか?

もしかするとその間にもお会いしていたか?お電話でお話しをさせていただいたかもしれません。

私が覚えております再会は2018年、山口先生の教え子の方の会社での祝賀会に歌っていただきたいとよお声かけいただき、確か歌い終わった後に山口先生ご夫妻と同席させていただき、会が終わるまでお話しをしておりました。

私が乳がんを公表した翌年に「私の体のことをとてもご心配なさってらっしゃるので…」とのことで、私が歌うことに復帰して元気に活動していることをお伝えするために祝賀会に呼んでいただき、その後有馬でラ・ロシェルのムッシュ、坂井宏行さんのディナーショーに教え子の方が運転して山口先生ご夫妻をお連れいただき、ご夫妻にお会いするとホッとしながらも山口先生と握手をすると熱く力強い手に元気を頂戴(ちょうだい)し励まされました。

「体を大切にしながら歌い続けてくださいね。」、「京都にお越しの際にはご連絡ください、お会いしましょう!」とおっしゃっていただいてたのですが、なかなかご連絡できず、この何年かはプライベートで比叡山に声明(しょうみょう)を教わりに行っておりましたので、帰りは京都に宿泊、ただ翌日には仕事のために戻ることが多く、ご連絡できずにおりました。アルバムが出来上がった時には必ずご連絡してお会いしようと思っていた矢先の訃報に言葉にならない悔しさを感じております。

残念すぎます。

麻倉未稀

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