◆第76回安田記念・G1(6月7日、東京競馬場・芝1600メートル)

 昨年の覇者で芝のマイルG1を4勝しているジャンタルマンタル(牡5歳、栗東・高野友和厩舎、父パレスマリス)は、今年4月に行われた香港のチャンピオンズマイル・G1(13着)へ海外遠征しており、絶対的な主役が不在というメンバーだ。そこでパンジャタワー(牡4歳、栗東・橋口慎介厩舎、父タワーオブロンドン)などのG1馬が注目を集めそうだが、昨年の2着馬であるガイアフォース(牡7歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キタサンブラック)を忘れてはいけない。

ワンターンの東京マイルが大得意で、4年連続参戦は意欲的で買いたくなる。

 過去3年の安田記念では、強豪相手に小差の4、4、2着と素直に実力を評価したい。昨秋の富士Sでは3年ぶりとなる重賞勝利を挙げており、衰えを感じさせないのは大したものだ。初ダートだった24年のフェブラリーSでも2着に好走できたことからも、跳びが大きく、リズム重視で運べる点でも舞台が合っているのだろう。

 前走のドバイ・ターフは6着に敗れたが、実績のあるマイルに戻れば巻き返せる手応えはある。昨秋の富士Sで初コンビを組み、続くマイルCS(2着)以来、2戦ぶりのタッグとなる横山武史騎手も「東京の舞台は一番ベストだと思います」と期待を口にする。ここは古豪の意地が見たい。(坂本 達洋)

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