東京六大学野球春季リーグ戦最終週最終日▽慶大3―0早大(1日・神宮)

 1勝1敗のタイで迎えた早慶3回戦は、慶大が早大を下し、5季ぶり41度目の優勝を決めた。全5校から勝ち点を奪う「完全優勝」で、24年秋から3季連続5位に沈んだ屈辱から、見事にV字回復を遂げた。

 慶大は2回1死から四球と2安打で満塁のチャンスを作ると、8番の横地広太外野手(4年=慶応)が早大の先発左腕・宮城誇南投手(4年=浦和学院)から押し出し四球を選び、1点を先制した。

 6回先頭では「3番・DH」の小原大和外野手(4年=花巻東)が右越えソロで貴重な追加点。なおも1死満塁から、横地の中犠飛で三塁走者の主将・今津慶介内野手(4年=旭川東)が本塁に生還。点差を広げた。

 投げては今秋ドラフト候補のエース左腕・渡辺和大投手(4年=高松商)が先発、救援、先発と早慶戦3連投。8回を5安打無失点、11三振を奪う快投で早大打線を封じた。

 今津は昨年末の主将就任時、「強い慶応に憧れて入ってきて、1年秋に日本一になってから低迷している。イチから強い慶応を作り直したい。野球部のカルチャーから練習の取り組み方、私生活まで全部一新していきたい」とV字回復への意気込みを語っていた。

 将来の夢は「内閣総理大臣」と語るキャプテンが、抜群のリーダーシップを発揮し、大所帯をまとめ上げた。強い“陸の王者”が、神宮の杜に帰ってきた。(加藤 弘士)

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