◆第76回安田記念・G1(6月7日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=6月3日、美浦トレセン

 やはり動きは一級品だ。23年のNHKマイルC馬シャンパンカラー(牡6歳、美浦・田中剛調教師、父ドゥラメンテ)は、美浦・坂路を単走で登坂。

台風6号の接近により大雨の中だったが、重たい馬場をものともせず力強いフットワークを見せた。少し外に逃げる場面も見られたが、ゴール前で気合を入れられると鋭伸。52秒9―12秒2とタイムも速く、仕上がりは万全と言っていい。騎乗した田中剛調教師も「予定通りの調教ができました。順調にきています」と納得の表情を浮かべた。

 昨年の安田記念は他馬から4馬身ほどの大出遅れも、上がり最速の脚を使い6着。今年の東京新聞杯では進路を探す場面がありながら0秒1差の4着と、東京マイルでは爆発的な末脚を使う。稍重のNHKマイルCを制したように、雨で馬場が渋れば他馬に対し大きなアドバンテージも取れるだろう。トレーナーは「雨が味方になってくれれば」と期待。3走前からコンビを組む岩田康は継続騎乗も心強く、そろそろ激走の気配が漂う。「あとは岩田ジョッキーに任せます」。その言葉には確かな信頼感が満ちていた。

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