宝塚記念1週前追い切り(6月3日、栗東トレセン)

 第67回宝塚記念・G1(14日、阪神)の1週前追い切りが3日、東西トレセンで行われた。大阪杯、天皇賞・春を連勝し、春古馬3冠に王手をかけるクロワデュノールが上昇気配を感じさせた。

 25年の日本ダービー馬は、団野(レースは北村友)を背に、栗東・CWコースで内メアグローリア(2歳新馬)と中グロリアラウス(5歳オープン)と3頭併せ。台風6号の影響で栗東トレセンは暴風雨となり、不良発表の馬場には水が浮くほどのコンディションだったが、悪条件にも負けずパワフルな走りを見せた。

 道中は最後方からゆったりと中を5馬身、内を2馬身追走。直線で一杯に手綱を動かされると、前肢を力強く動かして一段首を下げ、しっかりと加速。スピードを維持しながらゴール前で楽に2頭を抜き去り、6ハロン84秒1―11秒6で最先着した。斉藤崇調教師は「後ろから外を回してしっかりと。今日もまだ重たいなという印象ですね」と冷静な評価だった。

 2歳から毎年G1を制している怪物。歴史に名を刻む一戦へ向け、仕上げに抜かりはない。トレーナーは「息づかいとかその辺は大丈夫。気持ちの部分と体の引き締めの部分だけかなと思う」と、淡々と言葉を続けた。「今週末と最終(追い切り)を注意しながらやっていけたらと思います」。

今年の平地G1・10戦中、7戦に管理馬を送り出している名指揮官が、愛馬を万全の状態へ導く。(松ケ下 純平)

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