卓球女子で2021年東京、24年パリ五輪団体銀メダルの平野美宇(26)がTリーグ女子「九州カリーナ」への移籍が濃厚となっていることが3日、分かった。関係者によると、自身の活動の幅を広げたいとの思いから、環境を変えて挑戦することを決断。

この日までに木下グループとの所属契約が満了となり、Tリーグで4季プレーした木下アビエル神奈川を退団する意向を伝えたという。

 平野は昨季も15勝5敗と活躍するなど、初年度から8シーズンで7度の優勝を経験している。9季目に向け、さらなる成長を求めて今後のキャリアを熟考していた中で、国際大会への参戦も含めて支援していく考えの九州からオファーを受け、交渉は順調に進んでいるもようだ。

 昨季最下位の九州にとっても、大きな補強だ。元全日本女王・寺田(旧姓・坂田)愛さん(51)を新監督に迎え、巻き返しを期す今季。抜群の実績と知名度を誇る平野の加入が実現すれば、リーグ全体の活性化や悲願の初Vへの起爆剤となることが期待される。

 ◆平野 美宇(ひらの・みう) 2000年4月14日、静岡・沼津市生まれ。26歳。山梨・田富町(現・中央市)に移り、3歳から卓球を始める。14年に伊藤美誠とのペアでワールドツアーで女子ダブルス優勝。16年リオ五輪は補欠。シングルスは同年W杯優勝、17年全日本選手権優勝、同年世界選手権銅メダル。

五輪は21年東京、24年パリ大会で女子団体銀メダル。158センチ。

 ◇九州カリーナ 21年4月に設立。福岡市を拠点に「ONE九州」を掲げ、Tリーグに4季目から参戦。初年度に3位でプレーオフ進出。チーム名の「カリーナ(CARINA)」はイタリア語で「かわいい」、ラテン語で「最も輝く星座」や「船の竜骨」を意味する。

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