◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人―オリックス(4日・東京ドーム)

 巨人・田中将大投手が7回を投げ7安打を浴びながらも1失点で踏ん張りマウンドを降りた。スポーツ報知評論家の村田真一氏は「真っすぐはよくなかったね」と苦労しながらも最少失点で切り抜けた理由について「制球力とリード」を挙げた。

* * * * *

 正直、初回の田中将を見て「今日はキツイかな」と思った。ええ時なら140キロ台後半がコンスタントに出る真っすぐが140キロちょっとやったし、勢いもイマイチやった。でもさすがやね。キレ、制球力とも普段とそう変わらんかった変化球をうまく使いながらカウントを整えて立ち直った。そのコントロールはもちろん、(小林)誠司の配球よね。丁寧にアウトを重ねていったね。

 例えば、初回に太田に内角に甘く入ったツーシームを捉えられて1点を奪われた。でも次の打席はその打たれたコースからあえて入って、内角を3球続けて「まだ行くよ」と意識させた。そして最後は低めスプリットで空振り三振を奪ったりね。意図を感じたよ。あとはすべてのイニングで先頭打者を抑えたことも素晴らしかったね。

 それと誠司のファインプレーも田中将を救ったね。

4回の本塁タッチプレー。泉口からの送球はちょっとそれていた。そこからタッチに行ける体勢をしっかり作って、走者の動きを見ながら、前に捕りにいかずにあえて待ってショートバウンドを捕ってタッチに行った。思い切って一塁走者を本塁へ突入させたオリックスとの勝負に打ち勝ったプレーやったね。田中将に勝ち星がつかなかったのが残念やったけど、文句なしのナイスピッチングやったよ。(スポーツ報知評論家)

編集部おすすめ