◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人2―1オリックス(4日・東京ドーム)

 巨人が2夜連続の劇的勝利でオリックスに3連勝した。先発・田中将大投手は7回1失点と試合を組み立て、得意の継投策で終盤へ。

8回1死二塁で泉口友汰内野手が左越えへ勝ち越し二塁打を放って試合を決めた。故・長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の一周忌となった3日も同じ8回に丸の逆転満塁弾を放つなど、2夜連続となった「8回のドラマ」ー。これで交流戦6勝3敗となった。ミスターが勢いに乗せてくれたに違いない。

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 泉口らしく、逆方向へ力強い打球が飛んで行った。スタンドから大歓声に乗り、左翼手の頭上を軽々越えた。同点の8回1死二塁からの決勝二塁打。それまで3打数無安打2三振の悩める切り込み隊長は、二塁ベース上でこん身のガッツポーズで感情をあらわにした。お立ち台では「チャンスだったので積極的に振っていこうと思っていました。久しぶりすぎてどういう顔していいか分からないですね」と、これまた泉口らしい、冷静な受け答えだった。

 投手戦が続いた。田中将は初回に1点を失ったが、2回以降は立ち直った。

今季初スタメンの小林とコンビを組み、直球にスライダー、スプリットで組み立て、走者を許しても得点は与えなかった。相手が今季5勝を挙げ、防御率2・17と好調のエスピノーザだから最少失点で踏ん張った。

 そのエスピノーザを攻略したい巨人打線は2回に追いつく。1死で6番・キャベッジが2試合ぶりの11号ソロをバックスクリーン左にぶち込んだ。「打ったのはスライダー。コースに逆らわずに打てたよ。打てたことを神に感謝するよ」。快音とともに大歓声が沸き起こり、スタンドに到達すると球場のボルテージは最高潮に達した。

 1-1のまま終盤へ。田中は7回7安打1失点で降板。8回から継投に入った。迎えた同点の8回、先頭の小林が四球で歩くと代走に門脇が入る。

続く途中出場の松本が犠打を決め、1番・泉口がレフトオーバーの勝ち越し二塁打をマーク。調子が上がらなくても使い続けてくれた橋上監督代行に感謝するかのように、喜びをかみしめた。

 2試合連続となる劇的な8回が待っていた。3日は長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の一周忌をしのび、丸が8回に逆転グランドスラムをかっ飛ばした。この日も同じ8回。今度は不振が続いた泉口の一撃だ。好投のエスピノーザをついに攻略し、マウンドから降ろした。1点リードの9回はもちろん、守護神・マルティネス。2死から四球と盗塁でピンチを背負ったが、最後は西野を空振り三振に斬ってゲームセット。交流戦に入って同一カード3連勝は初となった。パ・リーグ上位チームに競り勝ち、勢いが増してきた。

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