◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人2―1オリックス(4日・東京ドーム)

 巨人・田中将大投手(37)が移籍後最長に並ぶ7回7安打1失点と力投。日米204勝目は持ち越しとなったが、自身7試合ぶりにハイクオリティースタート(HQS=7回以上自責2以下)をクリアした。

 2回までに42球を費やしたが、粘りに粘って加入2年目で最多の112球と熱投。「何とか踏ん張った。耐えたという感じ。誠司に引っ張ってもらった」と今季初めてバッテリーを組んだ小林に感謝した。7回は志願の続投で3者凡退。「ここ最近長い回を投げていませんでしたし、今日はリリーフもいつもより少ない状況だった。少しでも助けることができたら」とベテランが3連勝の力になった。

 カットボール、スプリット、ツーシームの割合を序盤、中盤、終盤にかけて変えていったバッテリー。小林は「さすが将大さんだなと。投球術が本当にすごいし、勝ち方を知っているなと改めて思いました」と先輩をたたえつつ「(対戦は)1イニングとか1人1人じゃなくて(1試合通して)つながっていくもの。今日はピッチャーもあまり使いたくないというのも分かっていた。バッターの比較、試合の状況、何が1番リスクが少ないのか」を考えながら打者と駆け引きしていたことを明かした。

 本調子でなかったからこそ田中将の真骨頂が発揮されたとも小林は分析。「逆に調子のいいピッチャーっは『調子がいいから』と甘めに集まることが多い。僕の中ではそこに結構落とし穴がある。調子が悪い時ほど『丁寧に行きたいな』と思えるのがピッチャー。いっぱい三振を取るとかそういうピッチングじゃなくて、こういう打ち方で打たせて取ろう、アウトを取ろうとか、自分の調子が悪いから1個引いてこれだけ丁寧にいこう、とか。そういう意識ができる投手が将大さんなので。そうするためにコントロール、テンポ、間とかも必要になる。さすがだなと思います」とベテランの投球術にうなずいた。

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