【モンテレイ(メキシコ)4日=ペン・金川誉、後藤亮太、カメラ・山崎賢人】北中米W杯に挑む日本代表は4日、メキシコ・モンテレイでの事前合宿2日目の練習を行った。MF久保建英はこの日、25歳の誕生日を迎えた。
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久保がA代表で初めて誕生日を迎えたのは18歳になった2019年だった。代表活動中では今回で6度目だ。25歳となり、DF菅原に誕生日ケーキを手渡されると屈託のない笑顔になった。
「家族と祝えないのは悲しいですけど、代わりに代表のみんなが祝ってくれるのでうれしいですね」
若手から中堅への入り口にさしかかる年齢となった。久保は「メンタル的にも僕、若いので、あんまり現実的に30とかはまだ見えていないですね。体がきついとかはあんまりない。よくみんな25になって年取ったとか言うけど、タイプ的にもまだそんな感じはないですね」と心境を語った。
心身ともに、ここから全盛期を迎えるだろう。すでにピッチ上の振る舞いからは、中心選手としての自覚が伝わる。ボールを呼び込み、要求し、仲間を鼓舞するなど、多くの場面で、久保の声が何度も響く。チーム最年少21歳だった前回大会から主力となって迎える2度目のW杯へ、「確かな自信がありますし、チームとしても、前回よりもやりたいサッカーができてなおかつ、上を目指せるなという自信もある」と以前、話していたように、日本の顔として迎える。
古今東西のW杯の歴史を振り返ると、世界的名手の中には25歳という脂の乗った年齢で主役になった選手がいる。1986年メキシコW杯では、アルゼンチン代表MFマラドーナが準々決勝のイングランド戦で「5人抜きシュート」「神の手ゴール」を決めるなど強烈なインパクトを残して優勝し、W杯史の伝説となった。2002年日韓W杯ではブラジル代表の怪物FWロナウドが8得点で得点王に輝き、王国を頂点に押し上げた。
新たな一年の始まりの日に、久保は「欲張らずに、まずはW杯で勝てたらいいかなと思っている。まずはオランダ戦に向かって、いい準備をしていきたい」と冷静に前を見据えた。日本代表が目標の「W杯優勝」をかなえるためには、絶対的なアタッカーの活躍は大事な要素だ。日本の顔から、世界の顔へ―。一気に駆け上がり、輝きを放つW杯がもうすぐやってくる。(後藤 亮太)

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