◆日本生命セ・パ交流戦 2026 西武1―2巨人(13日・ベルーナドーム)
巨人が両リーグ首位対決で西武に競り勝って連敗を止めた。ケガで出遅れていたリチャード内野手が「7番・一塁」で今季初スタメン出場すると、同点の2回に豪快な勝ち越し1号ソロ。
笑顔がはじけた。両軍が初回に1点を取り合い、同点で迎えた2回1死。カウント1ボールから、リチャードが西武の先発・隅田投手の内角低めの149キロ直球を、うまくすくい上げた。持ち前のパワーで弾き返されたライナー性の打球はグングンと伸び、左中間スタンドに着弾。「リハビリを支えてくれたトレーナーさん達のおかげで打つことができました」。軽快な足取りでダイヤモンドを一周すると、満面の笑みを浮かべながらナインとハイタッチを交わした。
今季は3月11日のソフトバンクとのオープン戦で死球を受け、左手小指を骨折。シーズン途中に巨人に新加入した昨季は11本塁打をマークし、今シーズンはレギュラーの座を狙っていたが、痛恨のアクシデントで出遅れた。さらに下半身のコンディション不良が追い打ちをかけ、12日にようやく1軍初昇格。たまっていたうっぷんを、今シーズン初打席、しかもファーストストライクを初スイングで完璧にとらえ、1号ソロでチームに貴重な勝ち越し点をもたらした。
先発のウィットリーも力投を披露した。1-0の初回、古賀に同点適時打を浴びたが、その後は立ち直った。4回、先頭の長谷川に死球を与えると、続く古賀の投ゴロを処理する間に、長谷川が一気に三塁を狙った。ここで一塁・リチャードが素早く三塁へ送球し、サードの坂本勇人もナイスタッチで併殺に。今季は不用意な四球から崩れるシーンも目立った助っ人右腕だが、この日は1個も四球を出さず、6回1失点の好投。「前回の登板に比べてコントロールも安定して、この1週間取り組んできたことが結果につながってよかったよ」。4月17日のヤクルト戦(神宮)以来となる、嬉しい来日2勝目を手に入れた。
7回以降は、巨人自慢の「勝利の方程式」がゼロを刻み、1点リードを守り抜いた。ジャイアンツは5月に7連勝の直後に5連敗。6月も6連勝から2連敗し、嫌な流れになりそうなところを止める大きな勝利となった。前夜(12日)から、スタメン野手5人を入れ替える大胆な打線変更に踏み切るなど、橋上監督代行にとっても何としても勝ちたい踏ん張りどころだった。攻撃では5回と6回に先頭打者を塁に出しながら、2イニング連続で一塁走者が牽制死するなど、手痛いミスもあったが、執念で接戦をものにした。
阪神が勝利していただけに、負ければリーグ2位に転落するところだったが、ジャイアンツがしぶとく首位を死守した。これで交流戦もセ・リーグではトップの10勝5敗2分け。14日が交流戦ラストゲーム。連勝で締めて、良い流れでリーグ戦に戻りたいところだ。










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