◆阪神大学野球秋季リーグ戦 ▽優勝決定戦 天理大2―1関西国際大(16日・GOSANDO南港野球場)
7勝2敗1分でポイントが並んだ天理大と関西国際大による優勝決定戦が行われた。天理大は今秋のドラフト候補のエース・的場吏玖(りく、4年=大阪電通大高)が8安打1失点完投で、2季連続29度目の優勝を決めた。
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クールな男が、ど派手なガッツポーズを決めた。的場は最後の打者を三振に仕留めると、右拳を握り一回転。捕手の田中幹絋(3年=石見智翠館)と抱き合うとナインが次々に駆け寄り歓喜の輪の中心になった。
負ければ優勝がなくなる第5節、首位の大体大1回戦(10月10日)で1―0のシャットアウト。2回戦では中継ぎで登板、2回無失点と連勝で優勝決定戦に臨んだ。得意のフォーク、カットボールを低めに集め、関西国際大打線を打ち取る。8回に1点差に迫られたが、強気の投球で最後を締めた。
リーグ戦序盤は調子が上がらなかったが、的場は「いつもこんな感じです。焦りはあったけれど、後半立て直せた。優勝ができてうれしい」と会心の笑顔。三幣(みぬさ)寛志監督は「中継ぎと先発で使って、体も結構しんどかったと思うけれど、弱音吐くことなく『投げられます』と言ってくれた。的場は本当のエースになってくれた」とたたえた。
太りにくい体質だが、「ひたすら間食」したことで、体重は4キロ増の81キロに。安定した下半身のおかげで制球力もアップした。フル回転での力投に「春よりは疲れがなかった」と自身の成長を喜んだ。
ネット裏ではNPB4球団スカウトが視察。2人態勢の巨人や楽天、DeNA、日本ハムのスカウトが見守る中、22日のドラフト会議直前に格好のアピールになった。
リーグ戦は終わったが、的場にはまだ“続き”がある。秋の大学日本一を決める明治神宮大会出場を目指し、関西5リーグの優勝校が激突する関西地区大学選手権(出場枠2校、10月30日開幕、GOSANDO南港野球場)に挑む。
2年生で臨んだ24年の明治神宮大会は準決勝で青学大(東都)にサヨナラ負けした。的場は「サヨナラ負けで悔しい思いしたので、優勝したい」。有終の美を飾るべく、投げ続ける。










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