きょう16日も、東北は北部を中心に雨。記録的な大雨となっている秋田県など、被害が拡大するおそれも。
東北 大雨災害に警戒を
きょう16日も梅雨前線が東北付近に停滞するため、東北は北部を中心に雨が降りそうです。特に午前中は、秋田県や岩手県など、同じような場所に発達した雨雲がかかるでしょう。このあと雨がやんだとしても、新たな土砂災害や川が氾濫するおそれもあり、厳重に警戒をしてください。
きょう16日午前7時までの48時間降水量は、秋田県の秋田市大平山で382.5ミリ、藤里町で319.0ミリと、観測史上1位となる記録的な大雨になりました。
もし自宅近くが冠水している場合は、足元に十分な注意が必要です。水が濁っているため、マンホールの蓋が外れていても見えにくくなります。また、側溝や川と、道路(歩道)の境目もわかりにくくなります。
関東以西 熱中症に警戒
一方、沖縄や関東から九州では、暑さに警戒が必要です。強い日差しが照りつける九州から関東、北陸では気温がグングン上がり、最高気温は東京都心や富山で36℃と、35℃以上の猛暑日になる所が多いでしょう。前橋やさいたまは38℃予想で、体温を超えるような危険な暑さです。夜になっても気温はあまり下がらず、寝苦しい夜が続くでしょう。
また、熱中症警戒アラートが、奄美地方、鹿児島県(奄美地方除く)、宮崎県、大分県、熊本県、長崎県、愛媛県、香川県、徳島県、島根県、鳥取県、和歌山県、兵庫県、福井県、石川県、富山県、愛知県、静岡県、東京都、千葉県、埼玉県に発表されています。
熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。屋外で、人と十分な距離を確保できる場合は、適宜マスクをはずしましょう。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。