移動の激しいキャリアとなっているヘセ photo/Getty Images
新たなるチャレンジはイタリアだ
若手アタッカーとしては、現在レアル・マドリードでプレイするロドリゴ・ゴエスやヴィニシウス・ジュニオールに近いインパクトがあったかもしれない。
2011年、レアル・マドリードのトップチームでデビューしたFWヘセ・ロドリゲスへの期待は大きかった。
ヘセもそうなる予定で、伊『Gazetta dello Sport』は当時レアルの前線を支配していたカリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドのBBCトリオに勝負を挑む存在だったと振り返る。
ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティら名将もヘセを積極的に起用しており、今頃はレアルのスターになっている予定だったはず。しかしヘセは大怪我もあり、想像とはまるで異なるキャリアを歩むことになった。
今月26日には30歳を迎えるが、今冬にはイタリアのサンプドリアと契約を結んだ。
2016年にレアルを離れてパリ・サンジェルマンへ向かったところから、ラス・パルマス、イングランドのストーク・シティ、レアル・ベティス、ポルトガルのスポルティングCP、再びラス・パルマスを挟んでトルコのアンカラギュジュ、そして初上陸となるイタリア・サンプドリアと、ヘセはかなり移動の激しい20代を過ごしてきた。
同メディアはサンプドリアが獲得へ動いたことに驚いているようだが、果たしてセリエAで結果を残せるのだろうか。5大リーグでの得点はベティス時代の2018‐19シーズンが最後となっており、サンプドリアとしてはギャンブル性の高い補強と言えるか。