アジア最終予選で2連勝スタートを切った日本 photo/Getty Images
後半開始早々の追加点が大量得点の口火に
日本代表は現地時間10日、ワールドカップ・アジア最終予選のグループC・第2節でバーレーン代表とアウェイで対戦した。
ホームで行われた開幕節で7発の大勝を収め、最高のスタートを切った日本は、前試合の中国代表戦からスタメンを1名変更。2列目に入っていた久保建英に代わって、この一戦では鎌田大地がスタメンに名を連ねた。
試合は、立ち上がりから日本がボールを保持し、後ろに枚数をかけるバーレーンがカウンターやロングボールからチャンスを狙う予想通りの展開となった。そして、最初に決定機を迎えたのは日本。9分、左サイドの深い位置まで侵入した三笘薫が右足でインスイングのクロスを入れると、ボールはファーサイドへ走り込んでいた堂安律のもとへ。手前でバウンドする難しいボールであったため、堂安は身体で押し込もうとするが、シュートは無情にも左ポストに当たり、ゴールとはならなかった。
幸先よくチャンスを作ったことでこのまま日本ペースになるかと思われたが、すんなりとはいかないのがアジア最終予選でのアウェイでの戦いだ。11分にはロングスローから、13分にはパスミスによるカウンターから、バーレーンに立て続けにチャンスを作られる。ネットを揺らされることはなかったが、少々嫌な雰囲気が流れた。
その後も日本はバーレーンの分厚い守備に苦しめられ、攻めあぐねる時間帯が続いた。しかし、34分にこぼれ球を拾った遠藤航のスルーパスで抜け出した鎌田がクロスを入れると、そのボールが相手の腕に当たり、PKをゲット。これを上田綺世が冷静に決め、ついに日本が先制に成功した。
1点リードしてハーフタイムを迎えた日本。右WBに入っていた堂安に替えて伊東純也を、後半の頭から投入する。すると、キックオフ直後にその伊東が早速チャンスを作る。47分、左サイドで攻撃を組み立てる日本は一度相手にボールを奪われるも、高い位置でボールを奪い返す。そして、三笘、鎌田と繋ぎ、逆サイドの伊東へ展開すると、伊東はダイレクトで中央へ折り返した。これを上田が収め、振り向きざまに右足を振り抜き、この日2度目のゴールを決めた。
リードを2点に広げた日本は、この追加点を口火にゴールラッシュを披露。61分、敵陣中央でボールを受けた守田英正が、ペナルティアーク付近で相手DFを背負った上田へ縦パスを入れる。守田はそのまま上田を追い越すように駆け上がり、再びボールを受けると、GKとの1対1となり、落ち着いて右サイドネットへ流し込んだ。
さらに守田は直後の64分にも、スルーパスから左サイドの深い位置まで侵入した三笘の折り返しを合わせ、上田と同じくこの日2点目を記録。そして、この試合で途中出場を果たした小川航基が、81分にヘディングでダメ押し弾を決めた。
守っては、スリーCBの中央に入った谷口彰悟を中心に安定した守備を披露し、2試合連続でクリーンシートを達成。前半は苦しんだものの、日本は後半のゴールラッシュにより敵地で5-0の大勝を収め、アジア最終予選で2連勝を飾った。
[スコア]
バーレーン 0-5 日本
[得点者]
日本
37分 上田綺世(PK)
47分 上田綺世
61分 守田英正
64分 守田英正
81分 小川航基
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 10, 2024
エースがノってきた
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上田綺世が今日2点目
伊東純也のラストパスを受け
巧みなコントロール強烈なシュート
AFCアジア最終予選
バーレーン×日本
DAZNでライブ配信#代表みようぜ #サッカー日本代表 pic.twitter.com/cd5HmMC94z