3年間出場なしでも契約延長へ ユナイテッドが“アカデミーGK...の画像はこちら >>

ユナイテッドのヒートン Photo/Getty Images

ベテランの価値

マンチェスター・ユナイテッドが、40歳の第3GKトム・ヒートンとの契約を1年間延長する見通しとなった。『The Sun』が報じている。



2021年にクラブへ復帰して以降、公式戦出場は2023年のリーグカップを最後に遠ざかっており、実戦からは約3年間離れている。それでもクラブ内部での評価は非常に高く、退団が決まったカゼミロも「チームにとって欠かせない存在」と称賛していた。

今回の契約延長の背景には、UEFAが定めるチャンピオンズリーグ登録ルールがあるようだ。大会ではクラブ育成枠、いわゆる“ホームグロウン選手”を一定数登録する必要があり、下部組織出身のヒートンはその条件を満たす貴重な存在となっている。

現在のユナイテッドでは、スコット・マクトミネイの移籍やジョニー・エヴァンス氏の現役引退によって、生え抜き選手の数が減少。コビー・メイヌーら若手は残るものの、登録条件をクリアする上でヒートンの存在価値は非常に大きいとみられている。

さらに今夏はGK陣の大刷新も進行中だ。現在トルコへレンタル中のアンドレ・オナナには売却話が浮上しており、控えGKアルタイ・バユンドゥルも母国復帰が濃厚とされている。守護神の顔ぶれが大きく変わる可能性がある中、クラブ事情を知り尽くしたベテランの経験とリーダーシップは、ロッカールームでも重要な意味を持つのだろう。

派手な大型補強ばかりが注目される移籍市場だが、こうした“見えない価値”への投資こそ、欧州の舞台を戦い抜く上で欠かせない戦略なのかもしれない。

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