“プロセスを信じろ”がついに実を結んだアーセナル 「アルテタ...の画像はこちら >>

アーセナルのアルテタ監督 Photo/Getty Images

ついに22年ぶりの戴冠を果たした

プレミアリーグ第37節、ボーンマスとマンチェスター・シティのゲームは1-1のドローに終わった。これにより2位シティの逆転優勝の可能性は消滅。アーセナルが03-04シーズンぶりとなるプレミアリーグ優勝を果たした。

ここ3シーズンはいずれも2位。23-24シーズンには優勝したシティとわずか勝ち点差2であったが、優勝を逃した。万年2位のシルバーコレクターというレッテルを貼られることもあった。ミケル・アルテタ監督は、「プロセスを信じろ」と就任まもない2020年に語っているが、この言葉も結果が出せないことの裏返しと捉えられることがあり、嘲笑の対象となった。しかし、「時が経ち、彼の言葉が正しかったことが証明された」と『BBC』は報じた。

アーセナルの今季の戴冠は、すべての要素の総和であるとも同メディアは語っている。やりすぎなほど分厚い選手層、緻密に計算されたセットプレイ、堅固な守備と約束事、アシスタントコーチとして迎えたガブリエル・エインセの存在、アカデミーの若手の突き上げ、そしてついに手に入れたストライカー。どれ1つ欠けても今季の戴冠はなかったに違いない。

アルテタ監督自身の変化も見逃せないポイントだ。アルテタにはある種の頑固さがあり、それが裏目に出ることも少なくなかった。しかしベンチメンバーを信頼して少しずつターンオーバーを行うようになり、十分ではなかったかもしれないが、厳しいシーズンにしだいに順応していったように見えた。シーズン終盤でのマイルズ・ルイス・スケリーの中盤起用、先日のウェストハム戦で見せたマルティン・スビメンディのインアウトなど、随分と柔軟な采配を行うようになったことが見て取れる。

アルテタの言う「プロセスを信じる」ことが、ついに実を結んだアーセナル。悲願のリーグタイトルに到達するまでは非常に長かったが、一歩ずつ進化し確固たるチームの基盤を作り上げることができたということでもある。ペップ・グアルディオラの退任も濃厚と言われるなか、これからはアルテタとアーセナルの時代がやってくるのだろうか。

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