日本から世界へ!“TEAM TEPPEN”嵐舞&奥村将真がONE本戦契約を獲得、それぞれ10万ドルを掴む

日本のキックボクシング界に、世界への扉が二つ同時に開いた。

5月22日、タイ・バンコクの聖地ルンピニースタジアムで開催された「ONE Friday Fights 155」で、TEAM TEPPEN所属の日本人2選手、奥村将真と嵐舞(らんま)がそろって白星を挙げ、世界最大の格闘技団体ONE Championshipとの本戦契約を獲得した。

両者が手にした契約はいずれも10万ドル(約1,500万円)。日本の若き才能が、世界の頂点に最も近い舞台への切符を、同じ夜に、同じチームから掴み取った。

ONE Friday Fightsは、出場選手のほぼ全員が10万ドルの本戦契約を懸けて戦う、いわば「世界への登竜門」とも言うべきフォーマットだ。勝てば人生が変わる。その重圧の中で、2人の日本人ファイターは結果で応えた。

嵐舞、初回KO。TEAM TEPPEN「初」の本戦契約

第6戦・ONEバンタム級キックボクシングに出場した嵐舞は、中国のイー・ヌオを相手に圧巻のフィニッシュを見せた。試合開始からわずか1分01秒、第1ラウンドでのKO勝利。当夜のカードでも最速級の鮮烈な決着だった。

この一発で、嵐舞はONEでの連勝を3に伸ばすとともに、TEAM TEPPENとして初となる本戦契約を引き寄せた。チームにとって歴史的な一勝であり、ジムの新たな時代の幕開けを告げる白星となった。

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日本から世界へ!“TEAM TEPPEN”嵐舞&奥村将真がONE本戦契約を獲得、それぞれ10万ドルを掴む

嵐舞「格闘技界を盛り上げていく覚悟はある」

奥村将真、判定3-0でONE4連勝。「自分の強さを証明する」

続く第7戦・ONEストロー級キックボクシングでは、奥村将真が中国のシェン・イージョウと対戦。

スピードのある打ち合いの中で、左ボディと右カーフキックを的確に積み重ね、判定3-0の完勝でONEでの連勝を「4」に伸ばした。

試合後、奥村にも10万ドルの本戦契約が発表された。嵐舞に続く、チーム2人目の快挙だ。

リング上で奥村は気を緩めなかった。「まだまだこんな内容じゃダメ。倒せるような選手になって、ONEで自分の強さを証明していきます」。世界の舞台を見据える若武者の言葉には、満足ではなく渇望がにじんでいた。

日本から世界へ!“TEAM TEPPEN”嵐舞&奥村将真がONE本戦契約を獲得、それぞれ10万ドルを掴む
日本から世界へ!“TEAM TEPPEN”嵐舞&奥村将真がONE本戦契約を獲得、それぞれ10万ドルを掴む

奥村「ONEの舞台で活躍できるように、強くなって帰ってきます」

日本から世界へ…広がる手応え

同じチームから、同じ夜に、2人の日本人が世界契約を勝ち取る。これは単なる2勝以上の意味を持つ。

近年、ONE Championshipは日本人選手の登用に力を入れており、ルンピニーを舞台にしたFriday Fightsは、世界に名を売りたい日本の若手にとって最短ルートのひとつになりつつある。今回の奥村・嵐舞の同日契約は、その流れを象徴する出来事と言っていい。

実力で扉をこじ開ける。

そんな日本人選手たちの姿は、後に続く者たちにとって確かな道標になるはずだ。2人がこれから世界の強豪と渡り合う姿を、楽しみに待ちたい。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部

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