アビシニアンといえば、あのクレオパトラが愛した猫としても知られており、随分昔から人間と暮らしを共にしてきました。
しかし、巷では「アビシニアンは凶暴化する」なんて噂もちらほら聞こえてきます…。
もしその噂が本当なら、どんな時に凶暴化するのか、凶暴化するとどのくらい危険なのか知っておきたいですよね。
そこで今回は、アビシニアンの凶暴化について、その原因や凶暴化した時の対処法、凶暴化した後の関係性などを詳しくまとめてみました。それでは早速見てきましょう!
目次
アビシニアンってもともと凶暴化する性格の猫なの??
そもそもアビシニアンは凶暴な性格なのかというと、そうではありません!もし凶暴な一面しかなかったら、何百年も前から人間と一緒に生活することは不可能ですよね。
多くのアビシニアンは、基本的な性格として次のような特徴があると言われています。
- 人懐っこくて甘えん坊
- 賢くてしつけしやすい
- 運動神経が良くいたずら好き
- 神経質なところがある
アビシニアンは、その凛とした見た目からは想像できないほど甘えん坊です。帰宅した飼い主さんの後をついて回ったり、かまってほしいと訴えてきたりすることもあるでしょう。
また、アビシニアンは頭が良く人の言葉を理解する能力が高いため、他の猫よりもしつけがしやすいと言われています。
そして、スラリとした筋肉質な体は運動神経に優れ、跳んだり走ったり活発に遊ぶことを好みます。
特に子猫のうちは、元気なあまりいたずらに手をやく飼い主さんも多いかもしれませんね(笑)
しかしその一方で、アビシニアンは神経質な一面もあります。周囲の状況を見て取れる賢さがあるだけに、物音や来客など環境の変化にとても敏感です。
その結果、飼い主さんに対しても威嚇行動をとってしまうことがあるので、普段の温厚な様子とのギャップから「怖い」というイメージが先行しがちになっています。
アビシニアンが凶暴化してしまう原因はこれ!
普段は甘えん坊な愛猫が、ある時突然引っかいてきたり、噛み付いてきたりすると飼い主さんとしてはとてもショックですよね。
そして同時に、なぜそんな風になってしまったのかと悩んでしまうと思います。
ただ、先ほどもお伝えしたとおり、アビシニアンが凶暴化するのは必ず何か理由があります!
そこで、アビシニアンの性格から見て、凶暴化のきっかけとなりやすい原因を4つまとめてみました。
- 環境の変化によるストレス
- 飼い主との距離感によるストレス
- アビシニアンが嫌がる行動によるストレス
- 病気によるもの
1.環境の変化によるストレス

アビシニアンは環境の変化にとても敏感です。飼い主さんには甘えん坊でも、来客時や新しい家族が増えた時には強いストレスを感じることがあります。
また、引越しにより生活環境がガラッと変わった時にも、かなりのストレスを感じてしまうでしょう。
ただ、凶暴化のきっかけはこのようなわかりやすいものとは限りません!人間より優れた嗅覚・聴覚を持つ猫は、次のようなものにも敏感に反応します。
- 近所で行われている工事の音
- 救急車や消防車のサイレン
- よその家で飼われている犬の鳴き声
こうした聞きなれない音や、野良猫や散歩中の犬のにおいを察知した時も警戒心が高まるので危険です!
アビシニアンの四歳、メス猫を子猫の頃から飼っています。一昨日、リビングの窓ごしにノラ猫を見つけ今まで聞いた事ないような声で威嚇していました。家には二歳になる子供も居るため、子供がケガをしては…と思い急いで子供を抱っこしようとした途端、私の足に襲いかかり靴下が血で真っ赤に染まる程のケガをしてしまいました。
引用:yahoo!知恵袋
こちらは、窓の外にいる猫を実際に目で見た例ですが、野良猫を威嚇した直後、室内にいる飼い主さんを攻撃するという転嫁行動を起こしています。
- 転嫁行動…「攻撃したい」という気持ちを持った時に、直接的な相手ではなく、本来無関係な相手にぶつける行動。
このように別の何かに対して向けられた怒りが、飼い主さんに飛び火することもあるので、凶暴化した時は自分にも危害を加えられる恐れがあると心得ておきましょう。
2.飼い主との距離感によるストレス

新しい猫が増えたり赤ちゃんが生まれたりすれば、飼い主さんが奪われたと思い、アビシニアンの嫉妬心を刺激します。
もちろん、新しい家族が増えたかどうかに関わらず、単純に愛猫をかまう時間がなくなったという場合も同様です。
かまってほしいのに相手をしてもらえないという寂しさは、アビシニアンにとって大きなストレスとなります。
また反対に、飼い主さんが愛猫にかまいすぎてしまうなど、過剰なスキンシップも猫にとってはストレスになるので注意しましょう!
3.アビシニアンが嫌がる行動によるストレス

アビシニアンが凶暴化するのは、飼い主さんにとってはなんてことのない些細な行動がきっかけという場合もあります。
飼っている猫アビシニアン(オス・3歳)の性格が急変して、かなり悩んでます。
10日ほど前に、私のご飯を取ろうとするので「こら!」頭をコンと叩いてしまいました。
それから今までの3年間が嘘のように、凶暴な猫になってしまいました(:_;)引用:yahoo!知恵袋
このように、飼い主さんにとってはちょっとお灸をすえただけのつもりが、猫にとっては「信頼していた人から叩かれた」というように捉えられてしまうこともあるんですね…。
今の今まで仲良く暮らしていたのに、それまでの生活が嘘のようにこのアビシニアンは飼い主さんに対して攻撃的になってしまったようです。
また、飼い主さんがどれだけ気をつけていても、とある事故がきっかけで凶暴化することもあります。
1ヶ月半程前の夜中に携帯の地震速報のアラームで、半狂乱になり一週間ほど凶暴化したアビシニアンのメス2歳に困っています。
その時は唸り、威嚇し、おもらしをしながら逃げ惑い、何日かしても夜になるとふとした時に凶暴化していましたが、朝になると甘えて起こしに来てくれていました。引用:ジャストアンサー猫
こちらのアビシニアンは、地震速報のアラームが凶暴化の引き金となってしまったようです。
その後はいつもの愛猫に戻ったようですが、その後もふとした拍子に唸り声を上げたり走り回ったりすることがあるとのこと。
このように、凶暴化のきっかけは驚くほど些細な理由だったりします。
完全に猫の気持ちを理解するのは難しいですが、人より敏感であることを念頭に1つ1つ思い当たる原因を探ってみてくださいね!
4.病気によるもの

いろいろな可能性を消去してもやっぱり原因がわからない場合は、病気が原因ということも考えられます。
凶暴化という異常行動から見て取れる猫の病気としては、肝性脳症や知覚過敏症が挙げられます。
なんらかの疾患が原因で肝臓機能が低下し、アンモニアや毒素分解されずに、体を巡り、脳へも障害をもたらすこと。凶暴化のほかに、よだれをたらす、痙攣、下痢、食欲不振、嘔吐、発育不全といった症状が見られる。
背中や尻尾などに違和感を感じ、恐怖心や混乱から発作的に問題行動を起こすこと。凶暴化のほかに、背中を痙攣させる、しつこくグルーミングをする、瞳孔が開いている、自傷行為なども見られる。
こうした病気を持っている猫は、痛みや不快感、防衛反応からいつもより神経質になっているため凶暴化しやすいと言えます。
まずは、病気を治すことが第一なので動物病院に相談してみましょう!
アビシニアンが凶暴になってしまった時の効果的な対処方法は3つ!
パニックになって凶暴化したアビシニアンは、人間よりはるかに小さな体でありながら思わぬ攻撃力を持っています。
普段甘えん坊な猫ならなおさら「急にどうしちゃったの!?」と思ってしまいますよね。
でも、そんな時こそ落ち着いて次のように冷静に対応しましょう。
- 落ち着くまでは隔離する
- 話しかけたりせず、そのまま様子を見る
- アビシニアンの凶暴化の原因に当てはまることがあれば改善する!
1.落ち着くまでは隔離する

アビシニアンが凶暴化したら、まずは一旦距離を置いて別の部屋やケージに隔離します。愛猫をその場から移動させるのが難しければ、飼い主さんの方が離れましょう。
撫でて落ち着かせたいという気持ちもわかりますが、興奮状態のアビシニアンは危険ですから近づいてはいけません。
凶暴化したきっかけが何であろうと、攻撃されないという保証はできないので、冷静になるまでは距離をとってむやみに近づかずそっとしておいてくださいね!
2.話しかけたりせず、そのまま様子を見る

猫を隔離したら、なるべく近寄らずにそっとしておきましょう。
「早くいつものあの子に戻ってほしい」という気持ちもわかりますが、凶暴化したアビシニアンが落ち着くためには時間が必要です。
飼い主さんが動揺すれば、その雰囲気が愛猫に伝わってしまい、事態を悪化させてしまうかもしれません。
また、凶暴化したあとに優しい声をかけるのは、攻撃が悪いことだと認識できなくなるためどちらにしても良い結果を生まないでしょう。
ですから、話しかけたいのをぐっと我慢して、そのまま静かに様子を見守るのが一番安心です。興奮がおさまれば、また普段の様子に戻って甘えん坊な愛猫の姿が見られるはずですよ!
3.アビシニアンの凶暴化の原因に当てはまることがあれば改善する!

それまで愛らしい表情を見せていた猫が凶暴化するには、ストレスとなる原因が必ず存在します!
愛猫の飼育環境や状態を一番よく知っているのは、飼い主さんであるはずですから、普段の生活を思い返してその原因を探ってみましょう。
普段家を留守にする機会が多いなら、ペット用の見守りカメラを活用するのもおすすめです。
そして凶暴化の原因が分かったのなら、改善できることは改善しながら、なるべく愛猫にストレスがかからないよう配慮してあげてください!
アビシニアンの凶暴化がおさまる日はやってくる?

それにしても、このアビシニアンの凶暴化、いつかおさまる日はくるのだろうかと不安に思っている飼い主さんも多いですよね。
結論から言いますと、飼い主さんが凶暴化の原因をさぐり当て、その原因を取り除けるよう配慮することができれば、凶暴化しない温厚な猫に戻ってくれるでしょう!
何度も言うようにアビシニアンの凶暴化は、何かが嫌だという気持ちや恐怖を訴えている行為です。
少し根気は必要ですが、適切な対処をしていくことで、それまで築き上げてきた関係を取り戻すことも不可能ではありません。
これまでアビシニアンの凶暴化についてお話してきましたが、アビシニアンは必ず凶暴化するわけではありません。
実際、凶暴化したという声はごく一部で、多くのアビシニアンは凶暴化とは無縁のまま過ごしています。
ただ、他の猫種より少し凶暴化しやすいところがあるのは事実なので、それを踏まえて上手に付き合っていくことが大切です!
人間でも、怒りっぽい人とそうでない人がいるように、個性の一部と考えれば何も不思議なことではないですよね。
しかし、飼い主さんやその家族が危ない目に遭わないように、凶暴化のスイッチが入らないよう愛猫を放置しない、そして愛猫が嫌がることをしないよう注意してください。
少し怒りっぽいところはありますが、アビシニアンの性格を理解して上手に付き合えば凶暴化とは無縁の生活を送れるはずですよ!



















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