ラグドールといえば、白くてふわふわな毛質が特徴的な猫種ですよね!愛らしい見た目から「一度は飼ってみたい!」なんて思った猫好きさんも多いのではないでしょうか?
ただ、ラグドールは子猫から成長するにつれて毛色も大きく変化していくため、成猫になるとがらりと印象も変わります。
また「毛色によって性格が違う…」なんて噂もあるので、どんな違いがあるのか気になりますよね。
そこで今回は、ラグドールの基本的な性格、毛色によって性格が違うのか、オス・メスで差はあるのか等を徹底解説していきます!
目次
人気猫ラグドールの性格って悪いの?その特徴はこれ!
では早速、ラグドールの性格について見ていきましょう!
ラグドールは、その温厚な性格から初めて猫を飼う人でもとても飼いやすいと言われているんですね!また、他にも次のような特徴があります。
- 大人しくて抱っこされるのが好き
- 優しくて温和な性格
- 狩りの本能が薄く、動きが鈍い
- 大型猫なのでかなり大きくなる
- 毛色の変化を楽しめる
ラグドールの性格①:大人しくて抱っこされるのが好き
毎朝、抱っこをせがみます♥️#ラグドール
微妙な表情ですが(笑)
大好きなオットーがかまってくれて、とってもご機嫌なことん なのです♪ pic.twitter.com/rtk5ohSOkM— 灰色ねこ (@mountriver_cats) 2018年11月20日
ラグドールは猫の中でも比較的大人しい性格で人懐っこく、小さい子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。
猫は基本的に捕まえられたり、抱っこをされるのを嫌がりますが、ラグドールは珍しく抱っこをされるのが好きです!
抱っこをしてもなされるがままといった感じで、一度抱っこをすると飼い主さんが離すまでじっとしています。
また、抱っこをしていると前足でぎゅっと腕にしがみついてくることもあり、大変愛らしいですよ♪
その一方で臆病な一面もあり、大きな物音や来客は苦手なようです…。
引っ越しなどの環境の変化でもストレスを感じやすく、新しい環境に慣れるのに他の猫種より時間がかかることがあります。
ラグドールの性格②:優しくて温和
ラグドールかわいいぃああああ
大人しいしふわふわ😭❤️ pic.twitter.com/kvd3sCbbgc— ゆっぴぃ(๐•ω•๐) (@yuppy_1205) 2018年4月7日
ラグドールはかなり温和な性格で、他の猫ともすぐに打ち解け仲良くなれます。他の猫や小さなお子さんがしつこくちょっかいを出してきても受け流せる広い心の持ち主です!
そのうえ、甘えん坊過ぎず適度な距離を保つので、家事や仕事で忙しい人でも飼いやすい猫だと言えるでしょう。
また、感受性が豊かなラグドールは人の心情や空気を読むのも得意です。飼い主さんが落ち込んだ時には、自ら近づいてきてくれるので心の支えになってくれますよ!
そんな賢いラグドールは、トイレや爪とぎなどしつけにもちゃんと応えてくれます。
飼い主さんが「ダメ!」と怒ったことはもうしないといった具合に、犬のように従順な一面もあるのです。
ラグドールの性格③:狩りの本能が薄く、動きが鈍い
速攻で破られると思った障子だけれども、いまだ無傷です。
飼い主の子供のころより優秀だわ。
やっぱりラグドールは大人しいのかな?それとも偶然?
どちらにせよ、障子を破る喜びを知ってしまったら後は……😅
さてはて、我が家の障子はいつまで生きているのでしょうか。 pic.twitter.com/U2B727VPwM— 早良 (@CatSawara) 2017年2月26日
猫といえば昔から「狩り」のイメージが強く、一般的な猫は動くものがあれば追い掛け回しますよね。しかし、ラグドールはそうではありません!
一日中ゴロゴロと寝転がっていて、猫じゃらしで遊んでも無反応…。動くのはトイレとご飯のときだけなんて日も当たり前にあります。
とはいえ、子猫のうちは活発で遊びまわる子が多いので「聞いていたより、よく遊ぶし手を焼くかも!」と思うかもしれません。
でもその活発さも、成長するにつれてなくなり徐々に動きが鈍くなっていきます。
我が家のラグドールも、猫じゃらしを振っても寝転がりながら手を少し動かす程度で「猫の本能はどこに消えたの!?」と不安になってしまうほどです(笑)
ラグドールの身体的な特徴①:大型猫なのでかなり大きくなる
顔小さいのに体大きいね#猫 #cat #ラグドール #ragdoll #猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/TLQRthP64O
— ラグドール💛レノ (@ragdoll_leno) 2018年4月2日
ラグドールは他の猫種に比べ、サイズの大きくなる大型猫に分類されています。
平均的な成猫の体重が3kg~5kgと言われているのに対して、ラグドール成猫の平均体重はオスで5kg~8kg、メスでは4kg~6kgまで成長します。
中には10kg以上の重さにまで成長する猫もいるようです。
また、一般的に猫の成長は1歳程度で止まるところ、ラグドールの成長は2~3歳まで続きます。
まれに小さいサイズで成長が止まる猫もいますが、ほとんどの場合はじっくりと時間をかけて猫の成長を楽しむことができますね!
ラグドールの身体的な特徴②:毛色の変化を楽しめる
ラグドールは毛色の特徴から見ると大きく次の3種類に分けられます。毛色によってがらりと印象が変わるので、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう!
- バイカラー
- カラーポイント
- ミテッド
バイカラー
バイカラーとはラグドールに多い「ハチワレ」が特徴的な毛色です。
- ハチワレ…耳から顔にかけての一部の毛色が濃く「八」の字のような模様になっていること。
顔の毛色がハチワレになっていて、他のタイプよりも全体的に明るめの被毛の場合が多いとされています。また、背中やしっぽにも濃い色が出るのが特徴です。
よく目にするグレー系の毛色である「ブルー」以外にも、こげ茶色の「シール」や赤みのある茶色の「レッド」など様々なパターンがあります。
カラーポイント
カラーポイントは、全体的に白い毛色で顔の中央部分に濃い毛色が現れます。また、しっぽや耳、手足などの先端にも顔と同じようなアクセントカラーが見られるのが特徴です。
毛色の違いから、シールポイント、ブルーポイント、レッドポイントの3種類に分かれます。
ミテッド
カラーポイントと同様に顔の中央部分に濃い毛色が現れるほか、全体的に被毛が濃い色になります。
さらに、足先にソックスを履いているような感じで毛色が白くなっているのが特徴です!額や鼻のあたりのカラーポイントに、白い筋のような模様が現れる場合もあります。
ラグドールの毛色は成長時期と同じく2~3年かけて落ち着くと言われており、成長するにつれてどんどんと濃く色が出てきます。
毛色が落ち着くまでの間、愛猫の様々な姿を楽しめるのも魅力的ですね♪
ラグドールは毛色で性格の違いはあまり無いといわれている!
猫は毛色によって性格に違いがあると言われていますが、ラグドールはあまり差がないとされています。
ただ、SNSやブログを見る限り多少の差を感じている飼い主さんもいるようなので、一般的に言われている違いを挙げてみました!
- バイカラーのラグドールは犬のように従順。
- ブルーポイントのラグドールは好奇心旺盛!
バイカラーのラグドールは、飼い主さんに従順で犬のように遊ぶことができます。
といっても、ボールを投げたら取ってくるというよりは、何度も何度も「構って~!」と飼い主さんに駆け寄ってきます。一言で言うと、甘えん坊なんですね!
飼い主さんが構ってくれるまで足元にべったりとくっついて歩いたり、歩いている足元に転がって構って欲しいアピールをします。
一方で、ブルーポイントのラグドールは成長が緩やかなので、活発で好奇心旺盛な時期が比較的長く続くと言われています。
ラグドールはオス・メスの性別によっても性格が少し違う!
ラグドールは温厚な性格と言われていますが、性別によっても多少の違いがあるようです。そこで、オス・メスそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう!
オスは活発で人懐っこい性格!
普段あまり動かずに寝ていることが多いラグドールでも、オスの方が比較的活発に動きます。猫じゃらしなどで遊ぶときも、オスの方が反応が良いですね!
ただ、他の猫に比べると遊びたがらないので、最初は反応していてもすぐに飽きてやめてしまうことが多いです…。
良い部分で言うと、人懐こくメスよりも人と打ち解けやすいです。甘えたがりの子が多いので、メスよりも飼い主さんにべったりしています。
メスは気分屋で神経質な面も!
ラグドールのメスは気分屋で、遊んでほしいときや構ってほしいときは、ところ構わずな面もあります。
飼い主さんが構おうとすると見向きもしないのに、忙しいときや寝ようとしているときに構ってアピールをして困らせることも…。
また、知らない人や嗅いだことのない匂いには神経質な面も見せますが、元々温厚な性格なので客人にもすぐに馴染みます。
ラグドールの子猫は活発でやんちゃな性格!でも他の品種よりはおっとりさん!
猫の中でも動きが鈍いと言われるラグドール。ずっとゴロゴロしているイメージで迎えた飼い主さんは、子猫の活発さに驚くかもしれません。
我が家のラグドールの子猫時代は、おもちゃで遊んだり、部屋を駆け回ったり、1m以上あるゲージによじ登ったりととにかく大忙し!
遊び相手がいなくてもおもちゃで一人遊びして、疲れたら寝るという台風みたいな子猫でした…(笑)それでもやっぱり、他の猫種に比べると控えめなのです。
ベンガルやアメリカンショートヘアなど、狩猟本能が強い猫種は夜も眠れないほど騒がしいので、それに比べるとかなりマシですね。
活発とはいえ、そこまでドタバタに悩まされることも少ないですよ!
ラグドールの性格で気をつける3つの注意点はこれ!
猫の中でも大人しい性格のラグドールですが、飼うときにはラグドールならではの注意点もあります。
次のことをチェックして、ラグドールが安心して暮らせる環境づくりを心掛けましょう!
- 動かない分太りやすい!
- 人に従順な分、我慢屋な面も!
- 環境の変化に注意!
飼うときの注意点①:動かない分太りやすい!
ラグドールは狩りの意識が低く普段からあまり動かないので、太りやすいという点に注意が必要です!
適量の餌を与えてもいてもいつのまにか太ってしまった!となるのがラグドール。自分から遊びたそうにしているときには、たくさん運動をさせてあげましょう。
また、活発な性格の猫と一緒に飼うのも効果的です。活発な猫ちゃんと触れあうことで、ラグドールも一緒に走り回って遊んでくれますよ!
飼うときの注意点②:人に従順な分、我慢屋な面も!
飼い主さんに従順で賢いラグドールですが、実は色々な面で我慢をしています。
例えば、甘えたいときでも飼い主さんが忙しそうなら空気を読んで構ってアピールはしません。
また、一緒に寝たいときも飼い主さんに気を遣ってベッドの下で寝たり、嫌なことをされているときもやめてほしいと感情表現ができなかったりします。
このように、ラグドールはとても優しくて我慢強い一面があります。なので、足元にすり寄ってきたときには撫でるなど、猫の気持ちに応えてあげてくださいね!
飼うときの注意点③:環境の変化に注意!
ラグドールは他の猫種よりも帰巣本能が強いと言われており、環境の変化にとても敏感です!
引っ越しはもちろんのこと、部屋の模様替えで寝床の位置が変わるだけでもストレスになってしまうことがあります。
また、普段使っている毛布やケージを新調すると、落ち着かなくて眠れなくなってしまうことも…。
さらに、移動に使用するキャリーバッグに入るのが苦手な子も多いです。その場合は、お気に入りのアイテムを一緒にいれるなど、環境の変化によるストレスを和らげてあげましょう!
ラグドールを飼うのに向いているのはこんな人!
ラグドールの性格や身体的な特徴をふまえると、ラグドールの飼い主に向いているのは次のような人です!
- 抱っこがしたい、甘えてほしい人
- 人間の赤ちゃんがいる、他にも猫を飼っている人
- 子猫の時間を長く楽しみたい人
- 毛のお手入れの時間をとってあげられる人
温和で人懐っこい性格のラグドールは、小さなお子さんや先住猫とも仲良くすることができます!小さい子供がいるけど猫を飼いたいなら、ラグドールを選ぶのがいいでしょう。
また、ラグドールは子猫の時期を長く楽しみたい方にもおすすめです。
身体は早い段階から大きくなりますが、他の猫より成長スピードが緩やかで体感的には子猫の時期が長く感じるでしょう。
ただし!長毛のラグドールは、お手入れをせずに放っておくと、換毛期に部屋中毛だらけになって大変です。
ブラッシング自体は好きな猫が多いので、リラックスモードの時にケアをしてあげるととても喜びますよ♪
- 換毛期…毎年一定の時期に、短期間で全身の毛が生えかわること。
猫の中でも大人しくて温和なラグドールは、どちらかというと犬のような性格をしています。
人懐こくて頭も賢いので、猫を飼うのが初めての方でも非常に飼いやすく手のかからない猫種です!
しかし、運動嫌いの一面もあるので、沢山遊んでおかないと太ってしまったり、環境の変化に弱かったりと手を焼くことも出てくるかもしれません。
ラグドールとの生活を考えている飼い主さんは、良い部分と悪い部分をどちらも理解した上で家族に迎えてあげるようにしてくださいね!