アメリカンショートヘアーは、好きな猫ランキングでも常に上位にランクインするほど人気の品種です。
しかし、ほかの猫に比べて寿命が短く病気になりやすいとも言われており、不安な気持ちを抱える飼い主さんも多いのではないでしょうか?
愛猫と1日でも長く一緒にいたい!と、愛猫の健康に気を遣っている飼い主さんも沢山いることでしょう。
そこで今回は、アメリカンショートヘアーの平均寿命や長生きの秘訣、なりやすい病気、日頃の健康管理をお伝えしていきますので、ぜひ飼育の参考にしてみてください!
目次
アメリカンショートヘアの平均寿命は他の猫種に比べると短い!

- アメリカンショートヘアー…平均12歳~13歳
- マンチカン…平均15歳~17歳
- メインクーン…平均15歳
- ヒマラヤン…平均15歳~17歳
- ペルシャ…平均15歳~20歳
アメリカンショートヘアーの寿命は他の猫に比べると2~3年短く、平均寿命は約12歳~13歳くらいです。
長寿で知られるヒマラヤンやペルシャと比較すると、5年近く短命ということになりますね。
ただし、平均寿命というのは個体差があるので、気づけば17歳なんていう猫も存在します!なので、上記の数値はあくまで平均的なものと考えておいてください。
また、オスとメスではメスの方が寿命が長く、オスよりも1年ほど長生きするとか。
理由は定かではありませんが、数多くの精子を作るため常に体力が必要なオスに対して、メスは出産期のみに体力を使うからではないか?と予測されています。
ただ、性別による寿命の違いは猫に限ったことではなく、性別がある生き物すべてに言えることです。男は太く短く生きろ!ということでしょうか…。
なお、アメリカではオス猫でも26歳まで生きた例もあるので「うちの子オスだ…」なんて落ち込まないでくださいね!
アメリカンショートヘアは室内飼いの方が断然寿命が長い!飼い方次第で寿命はこれだけ変わる!

アメリカンショートヘアは家庭向きの猫なので、長寿を目指すなら圧倒的に室内飼いがおすすめです!
これはほかの猫も同様で、放し飼いより室内飼いの方が寿命が長く、平均して2年の差がでます。平均寿命が15歳程度の猫から考えれば、この2年はとても大きい差ですよね。
では、なぜ放し飼いだと寿命が短くなるのでしょうか?その理由をまとめてみました!
- 車や自転車との交通事故
- 他の猫、動物との喧嘩での負傷
- 他の猫から病気やウイルスなどの感染
- 悪意ある人間からの虐待
- 保健所への収容
- 危険な植物の摂取や接触
このとおり、家の外には猫にとって沢山の危険が存在しており、こうした脅威によって命を落とす可能性が高いのです。
その点、室内飼いは外敵がいないうえに交通事故などもリスクがないため、健康面に気をつけていれば長生きできるでしょう。
アメリカンショートヘアの寿命を左右する病気とその原因!

アメリカンショートヘアーは他の猫に比べて短命と言われるだけに、長生きさせるためには病気の予防も大切です!
特に、以下の病気はアメリカンショートヘアーがなりやすいと言われており、日頃から飼い主さんが注意しなければいけません。
- 肥大型心筋症
- 急性腎不全
- 関節疾患
- 糖尿病
- 皮膚炎・皮膚病
- 多発性のう胞腎
なりやすい病気①:肥大型心筋症
肥大型心筋症とは、心臓の「心室」という部分が何らかの原因で肥大してしまう病気で、生後6ヶ月~16歳までどんな猫にも起こる可能性があります。
特に太りやすいアメリカンショートヘアーは発症しやすく、心筋症による不整脈や血栓が原因で突然死するケースも少なくありません。
心筋症は原因がはっきりしないため、予防は難しいとされています。しかし、心臓の病気は一度発症すると完治は難しいため、なるべく早期発見できるよう定期的に健康診断を受けさせましょう!
なりやすい病気②:急性腎不全
猫は元々腎臓病になりやすい動物ですが、その最たるものがこの急性腎不全になります。
「急性」というだけあって、下痢や脱水症状などを起こしたあと急激に病状が悪化することが多く、普段から細やかな体調チェックが必要です!
特に、トイレの回数が減った、おしっこが出ていないなど、排尿障害が見られたらすぐに病院へ行きましょう。
急性腎不全は感染症や悪性リンパ腫を抱える猫が起こしやすいと言われています。そのため、感染症予防のためのワクチン接種や、尿路疾患を予防する適切な食事管理や生活習慣の改善などを心がけましょう。
なりやすい病気③:関節疾患
関節疾患は太りやすいアメリカンショートヘアーならではの病気です。体重が増えると関節に負荷がかかり、軟骨がすり減ることで傷みが発生します。
症状が重度になると、痛みにより歩くことすらできなくなるので早めの対処が必要です!
関節疾患は生活習慣病のひとつで、体重が増えるほどリスクが高まります。そのため、毎日適正カロリーを超えないよう食事管理を徹底して標準体型を維持させましょう。
なりやすい病気④:糖尿病
糖尿病も他の病気と同様に、生活習慣によって発症する病気です。人間では有名な病気ですが、猫にも糖尿病があるんですね。
糖尿病の怖い所は、なんといっても合併症。糖尿病になったことをきっかけに色々な病気を発症しやすくなるので、まずは糖尿病にならないことが何より大切です。
糖尿病を予防するには、猫が肥満体型にならないような適切な食事管理が大切です。また、猫はストレスを感じると血糖値が上昇するので、リラックスできる環境を作ってあげましょう!
なりやすい病気⑤:皮膚炎・皮膚病
毛の密度が高いアメリカンショートヘアーは、皮膚に汚れが溜まりやすく中々落ちません。そうなると、脂漏性皮膚炎などの皮膚病を起こしやすくなります。
皮膚病のほとんどは汚れの蓄積が原因と言われますが、猫によっては花粉やホコリに対するアレルギーなどでも炎症が起こることがあります。
日頃からこまめにブラッシングをして、皮膚に汚れを溜めないよう清潔にしてあげましょう。ブラッシングの頻度は、できれば毎日、それが無理なら最低でも週2~3回程度が理想です。
なりやすい病気⑥:多発性のう胞腎
アメリカンショートヘアーは比較的遺伝病が少ない猫ですが、多発性のう胞腎には注意が必要です!
多発性のう胞腎とは、一度発症すると治らない遺伝性の病気で、何年もかけてゆっくりと腎臓が大きくなり最終的には腎不全を起こしてしまいます。
多発性のう胞腎は遺伝病なので、根本的な解決をはかるなら多発性のう胞腎の猫には去勢・避妊手術を受けさせて繁殖させないことが一番です。また、これから家族に迎え入れるなら、家系に多発性のう胞腎の猫がいないかチェックしてみましょう。
アメリカンショートヘアに長生きしてもらうポイント4つ!

大切な愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいですよね!そこで、大切なのが毎日の健康管理です。
これまでお伝えしたように、アメリカンショートヘアーは生活習慣病のリスクが他の猫より高いと言われています。
そこで、日常生活では次のポイントを欠かさずチェックするようにしましょう!
- 食事制限で太りすぎないように注意する
- 筋力維持のため十分に運動をさせる
- ストレスを溜めさせないようにする
- 猫の変化に気づけるように普段からボディチェックをしておく
- 毎日ブラッシングをする
①食事制限で太りすぎないように注意する
アメリカンショートヘアーは太りやすい体質のため、それだけ生活習慣病のリスクが高くなります。ですから、飼い主さんがしっかりと食事管理をして体重を維持させましょう。
そこで気になるのが、1日あたりの餌の量ですが基本的には猫の体重×70~80kcalが適正です!
猫の体重×70~80kcal(例:4kgの猫なら280kcal~320kcal)
100gあたり360kcalの餌なら約78g~89gが適量
キャットフードのパッケージにも年齢や体重別の適量が記載されているので、それを超えないようにすれば体重を維持できます。
ただし、適量を守っているのに太ったり痩せたりする場合は、代謝の低下や病気の可能性もゼロではないので獣医師に相談してみましょう!
②筋力維持のため十分に運動をさせる
アメリカンショートヘアーの体重を維持するためには、代謝を落とさないためにも適度な運動が効果的です!
人間のダイエットと同じで、しっかりと体を動かして筋肉が衰えないようにしてあげましょう。
運動量を増やす方法は色々ありますが、猫じゃらしのようなおもちゃを使ったり、上下移動できるキャットタワーを置くのがメジャーですね。
たまに、リードをつけて外を散歩させるなんていう凄い飼い主さんもいますが、逃亡や交通事故のリスクもあるので、基本的には室内の運動だけで十分です!
3.ストレスを溜めさせないようにする
ストレスは全ての病気に関係していると言われるほど、猫の健康とも密接に関わっています。
特に室内飼いの場合は、散歩によるストレス発散がない分、イライラをため込みがちです。そこで、飼い主さんはおもちゃ遊びやブラッシングで猫のストレスを解消してあげましょう!
とりわけおもちゃ遊びは、狩猟本能の高い猫にとってかなりのストレス発散になります。
一方で、ブラッシングはグルーミング(毛づくろい)の代わりにもなるので、リラックスすることができます。
また、野生の本能を思い出させるという意味では、キャットタワーでの上下運動や爪とぎもストレス発散になるでしょう。
ただし!構いすぎはかえって猫のストレスになるので、猫の方から相手をしてほしいと訴えてきた時だけ遊んであげてくださいね!
4.猫の変化に気づけるように普段からボディチェックをしておく
病気の早期発見には、日頃から愛猫の様子をよく見て、よく触ってボディチェックをすることが大切です!
特に心臓病や腎臓病は、一度発症すると完治が見込めず有効な治療もありません…。なので、普段の生活で呼吸や排尿などに問題がないか毎日チェックしてあげてくださいね。
5.毎日ブラッシングをする
ブラッシングは、はっきり言って寿命に関わるものではありません。しかし、皮膚や被毛の健康を維持するためには非常に重要です!
特に、アメリカンショートヘアーは毛の量が多いぶん抜け毛も多いので、なるべく毎日ブラッシングをして清潔にしてあげましょう。
また、上でもお伝えしたとおり、グルーミングの代わりにもなるのでストレス解消にもなりますよ!
アメリカンショートヘアーの寿命を延ばすには、多頭飼いは止めた方がいい?
猫は単独生活を好む生き物なので、多頭飼いは猫にとってストレスになりやすいと言われています。
しかし、多頭飼いは必ずしも猫にとってマイナスではなく、実際に多頭飼いで寿命が縮まるというデータはありません!
むしろ「遊び相手が増えて先住猫の寿命が延びた」など良い面も沢山あるのです。
基本的には、年齢や愛猫の性格にもよりますから、一概に多頭飼いが良いとは言い切れませんが、運動量はほぼ確実に増えるので体型維持という面では検討してもいいでしょう。
ここまでアメリカンショートヘアーの寿命について述べてきました。
巷でも噂されているように、アメリカンショートヘアーの寿命は約12歳~13歳と他の猫より2~3年短命な傾向にあります。
しかし、その寿命は飼い主さんの心がけによっても大きく変わってきます!
日頃から愛猫の様子を細かくチェックして、かすかな変化も見逃さないようにしておけば、他の猫と変わらないくらい健康で長生きすることも夢ではありません。
「うちの子短命なんだ…」なんて思わず、健康で長生きできるよう飼い主さんができる限りのことをしてあげましょう♪



















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