メインクーンの寿命や病気、対策を知ろう!飼い主次第で長生き猫に!

大きな体に、優しく陽気で我慢強いという性格を持ったメインクーン。ここ数年、その見た目と性格の良さから人気となっており、欲しい人も多いと思います。

しかし、メインクーンを飼うとなるといずれはお別れの日がやってきます。そうなると気になってくるのが何歳まで生きるかですよね!

ニシ教授
大型種の猫は存在感と撫でがいがあるのも、人気の理由じゃ!

そこで、メインクーンのオス・メスの平均寿命、そして長生きをさせるコツかかりやすい病気についてまとめてみました!長く一緒に居るための参考になればと思います。

メインクーンの寿命はどれくらい?

メインクーンの寿命は一般的な猫とほぼ同じくらいと言われています。では、いったい何歳くらいまで生きるのでしょうか?

オス メス
14歳 15歳

オス・メスともに15歳前後で、寿命は一般的な猫とほぼ同じです。また、性別の差による寿命もほかの猫と同じようにメスの方が少し長生きとなっています。

ただし、猫によっては生まれつき長生きな猫や短命な猫が存在しており、この数字はあくまで平均です。参考程度に考えてくださいね!

ちなみにメインクーンの最長年齢はイギリスのラブル君で、なんと30歳という長寿です!

人間年齢でいうと140歳前後というから驚きですね。長寿の秘訣は特になく、一般的な猫と同じ生活をしているそうです。

それでは、次に猫の年齢を人間年齢に換算するとどれくらいなのか見てみましょう。15年生きた猫は人間の年齢で何歳でしょうか。

猫の年齢 人間の年齢
3ヶ月 5歳
6ヶ月 10歳
1歳 20歳
2歳 27歳
3歳 33歳
4歳 39歳
5歳 45歳
6歳 50歳
7歳 55歳
8歳 60歳
9歳 65歳
10歳 70歳
11歳 74歳
12歳 78歳
13歳 82歳
14歳 86歳
15歳 90歳
16歳 93歳

猫の年齢は少し変わった計算式を使っており、1歳を成人と考えて5歳までは年齢×6+15。

6歳からは年齢×5+20で、それ以降は11歳からは年齢×4+30、16歳からは年齢×3+45になります。

15歳のメインクーンの場合は上の表にあるように、人間年齢で90歳とかなり高齢です。

なお猫の計算方法は色々な種類があり、獣医さんやペット管理団体、国などで変わります。

例えばアメリカの管理団体で15歳=80歳とされているのが医学会では75歳となり、保険会社では85歳とバラバラです。

また、現在使われている計算式は、あくまで人間と猫の成長具合(生殖能力や体力など)を比較して作られたものです。そのため猫の長寿化により計算式が変わる可能性もあります。

メインクーンの寿命は飼い主次第!寿命をのばす方法とは!

メインクーンの平均寿命はオス・メスともに15歳前後です。しかし、ここまで長生きしてもらうにはコツもあります。注意点なども含め、寿命を延ばす方法を見ていきましょう。

  • 生活環境を良くする
  • バランスの良い食事
  • ブラッシングをこまめに
  • 定期的な健康診断
  • 室内飼い
  • 去勢・避妊

簡単に言えば健康的な生活を送らせて、ストレスをなるべく感じさせない。そして、子どもを作らないなら去勢・避妊を積極的に行うといった感じですね!

なおこのリストでもっとも影響が大きいのは、間違いなく食事です。キャットフードが広まる前と今では寿命が倍近くなっているので、その効果はかなり期待ができます。

また室内飼いも大きな要素の1つで、これが普及したことでも平均寿命が一気に伸びています。

昔は自由に散歩している外猫が多かったのですが、最近では本当に見なくなりました。寂しいような気もしますが、健康第一ですね。

それではそれぞれの寿命を伸ばす方法を、なぜそれがいいのかをメインに見ていきましょう!

生活環境をよくする

猫にとってより良い生活環境を作ることで寿命は伸びます。なぜかと言うと、良い生活環境はストレスを少なくする精神面のケアと運動不足を解消する健康面のケアになるからです。

そこで、静かで落ち着ける場所を作り、プライベート空間を用意してあげましょう。メインクーンは寂しがりな面もあるので、リビングの隅などに作ってあげるのがおすすめです。

また、メインクーンは筋肉量も多いので運動が十分にできるよう、キャットタワーを設置するなどしてストレスの発散+運動不足解消ができる遊び場も準備してあげてくださいね。

バランスの良い食事

既に書きましたが、食事は寿命を左右する重大な部分です。猫は腎臓が弱く塩分を取りすぎることで、腎臓病を発症しやすくなります。塩分控えめの食事を常に心がけましょう。

最近では猫種にあったキャットフードが用意されているので、それを与えるのもオススメです。また、おやつなどを与えすぎないのもポイントの一つになります。

また、年齢によってキャットフードの種類を変えるのも大事です。

幼猫の間は筋肉をつけるために高タンパクなものを、成猫になってからは肥満にならないよう低カロリーのものを選びましょう。

ニシ教授
肥満になると成人病になりやすいのじゃ!特に糖尿病には注意が必要じゃぞ。

ブラッシング

メインクーンは長毛種なので、ブラッシングが必要です。では、なぜそれが寿命に関わるのでしょうか?

その訳は毛球症という病気にあります。毛球症とは胃の中に被毛が溜まる病気で、ブラッシングをメインクーン自身にさせることで発症します。

場合によっては手術になる可能性があり、メインクーンにとって大きな負担となります。そうならないように飼い主が定期的にブラッシングをしてあげましょう。

また、ブラッシングをすることでスキンシップにもなります。メインクーンは飼い主に構われるのが好きなので、ストレス発散にもなりますよ!

定期的な健康診断

定期的な健康診断はしておいて損はありません。メインクーンも人間と同じで、どんな病気でも早期発見が肝心です!

早く見つかれば対策する時間が増えますし、病気によっては早期発見で完治することがあります。

特に腎臓の病気や血液の病気などは早期発見がポイントで、早めに発見することで手術を避けることもできます。

また、定期的に健康診断を受けることで生活習慣病に対する予防が可能です。金銭的な負担はありますが、総合的には安く済むので定期的な健康診断はおすすめです!

室内飼い

こちらも上に書きましたが、室内飼いは寿命を延ばす重要なポイントです。室内は狭くて可哀想と思うかもしれませんが、外で飼うより、はるかに寿命が伸びます。

外飼いには大きなリスクがあり、どれも致命傷になりかねません。事故や病気の感染などもその要因となり、特に事故の場合はかなりの確率で命を落とすことになります。

また猫エイズや猫風邪といった病気に感染すると、死に至る可能性があります。その感染源は野良猫からが多く、接触を避けるのが賢明です。

以上から事故や病気のリスクを避け、長生きさせるなら室内飼いがベストになります。

みーちゃん
外で生活をしている猫って危険がいっぱいなのね!
ニシ教授
そうじゃぞ!事故や病気のリスクを考えると室内飼いが一番安心できるぞ。

去勢・避妊

去勢・避妊は長生きの秘訣です。全てのメインクーンがそうとは言えないのですが、去勢・避妊をすることで寿命が少し伸びるという結果がでています。

また、去勢・避妊をすることで生殖器由来の病気をなくすことが可能です。

オスの場合なら睾丸に発症する悪性腫瘍、メスなら子宮に発症する悪性腫瘍などです。どちらも死に至るケースなので、事前に手術をしておくほうが安心です。

ただし、子どもを産ませるなら去勢・避妊はできません。そのためメインクーンを飼う際は子どもを産ませるかどうかを、先に決めておくことも必要かもしれませんね。

メインクーンがかかりやすい病気を知り、対策しておくことが大事!

メインクーンは体の強い猫ですが病気にならない訳ではありません。遺伝子的にかかりやすい病気があるんです。それでは、どんな病気になりやすいか見てみましょう。

  • 肥大型心筋症
  • 異形成症
  • 多発性嚢胞腎
  • 脊髄性筋萎縮症

メインクーンは上記の病気にかかりやすい猫種です。全ての病気が遺伝子由来ということで、どれだけ素晴らしい生活をしていても突然発症する可能性があります。

特に肥大性心筋症は死亡率が高く非常に危険な上に、発見が遅れることが多いので要注意です!

また、脊髄性筋萎縮症は治らない病気で、寿命まで介護が必要になります。発注率の低い病気ですが、頭の片隅入れておいてください。

それでは、それぞれの病気について簡単な解説をしていきたいと思います。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は名前の通り、心臓の筋肉が大きく硬くなる病気です。症状としては左足を麻痺させたり、心不全による突然死を起します。

人間にも多い病気なので、知っている人も多いかもしれませんね。

原因は遺伝子的なものとなっており、予防をすることは不可能です。ただし、遺伝子検査を使えばかかりやすいかどうかは分かるそうです。

また症状が出るのが遅く、最近おとなしいなぁと思っていたら急に暴れて亡くなるということがあります。

対策としては心エコーが有効なので、早期発見し重症化する前に治療するようにしましょう。

異形成症

メインクーンのみにかかる異形成症は股関節に発症する病気で、運動ができなくなったり炎症をおこしたりする病気です。

こちらも遺伝病ということで予防はできません。命に別状はないのですが、酷くなると歩けなくなるので要注意です!

また、猫は性格的に痛みを隠すことが多く、発見が困難です。また、親猫をチェックしても分からないという厄介な病気でもあります。

対策は特になく、投薬による対処療法となります。酷くなる前に早期発見することが重要です。ジャンプ後の着地や歩く姿に違和感を感じたら、すぐに診察を受けに行きましょう。

ニシ教授
運動ができなくなると、糖尿病になる確率があかるぞ!

多発性嚢胞腎

腎臓に水の詰まった袋がたくさんできる多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)も、メインクーンがかかりやすい病気です。

兆候としては食欲の不振や水をよく飲む、吐くことが増えるなど、最終的には腎不全になります。腎不全は死に至る可能性が高いので、かなり恐ろしい病気です。

こちらも原因は遺伝子なのですが、上記で紹介した病気とは違って対策法があります。なるべく水を多く飲むようにさせ、低タンパクな食事をとらせましょう。

早期発見し腎臓に負担をかけないようにすれば、発症しても長生きできますよ!

脊髄性筋萎縮症

脊髄性筋萎縮症はかなり恐ろしい病気です。発症すれば脊髄の神経が消えていき、筋肉が萎縮して筋力が低下し短命になります。

症状は筋肉の萎縮により、歩き方がおかしくなったりジャンプができなくなったりします。多くは生後3~4ヶ月で発症するので、子猫が動くのを嫌がる場合は検査するのをおすすめします。

遺伝子病ということで、両親が脊髄性筋萎縮症を持っている場合ほぼ100%発症します。対策法や治療法もないので、親猫のチェックをしっかりしておきましょう。

まとめ

メインクーンの寿命についてはいかがでしたか?

今回紹介した寿命や飼いかたのコツは、あくまで一般的なものです。猫にもそれぞれ性格があり、これが一番正しい方法というのは存在しません。

しかし、猫の本能や生態、構造などから共通する部分はあります。そういった基礎となる部分をきちんと理解しておけば、ある程度の対策になります。

少し難しい話にはなりましたが、良かったら参考にしてみてくださいね!

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