ブリティッシュロングヘアーの性格や特徴は?子猫の値段など全まとめ!

丸みを帯びた体にフワフワの毛を持つブリティッシュロングヘアー。その愛らしい見た目は、まるでぬいぐるみのようで、とても可愛いですよね!

しかし、21世紀に登場したばかりのブリティッシュロングヘアーは、まだ歴史が浅く知られていない部分も沢山あります。

そこで今回は、ブリティッシュロングヘアーの基本的な性格や見た目の特徴、子猫の販売価格を詳しくまとめてみました!

これから家族に迎え入れたいと思っているなら、ぜひ参考にしてくださいね♪

【画像あり】ペルシャがルーツ?ブリティッシュロングヘアーの歴史や特徴!

まずは、ブリティッシュロングヘアーの特徴について見ていきましょう。

ブリティッシュショートヘアーを先祖に持つと言われていますが、果たして見た目や性格に共通点はあるのでしょうか?

ブリティッシュロングヘアーの歴史

ブリティッシュロングヘアーは2009年に登場したばかりの、比較的新しい猫種です。

実は古くから存在していましたが、元祖であるブリティッシュショートヘアーの長毛タイプと考えられていたため、正式にブリティッシュロングヘアーとは認められていませんでした。

また、第一次世界大戦と二次世界大戦時の2度に渡り絶滅の危機に陥り、ペルシャロシアンブルーと交配された背景から、未だにペルシャ猫として扱っている団体もあります。

しかし、この独自の魅力を持つ長毛種を1つの品種として確立しようという考えが次第に広まった結果、ようやくブリティッシュロングヘアーという血統が認められたのです。

ブリティッシュロングヘアーの特徴

原産国 イギリス
ボディタイプ セミコビー
毛のタイプ 長毛種
サイズ 中型

ブリティッシュロングヘアーの特徴は、何と言っても丸みを帯びた可愛らしいボディです!

エキゾチックショートヘアーなどが属するコビータイプに次ぐセミコビータイプで、全体的に幅広で丸みのある体型をしています。

がっしりした体型に短めの足は、いかにも安定感がありますね。

そしてボディと同様、顔の幅も広めです。少し間隔の開いた小さめの耳や大きな目、短めの鼻、ほっぺたのゆるやかなカーブがほんわかした表情に見えます。

ロシアンブルーやペルシャとも交配してきた経緯から、毛色はさまざま。

代表的なブルー以外にも、ブラックやレッド、ホワイト、シナモン、バイカラー、三毛など、豊富なカラーが存在します。

ブリティッシュロングヘアーの子猫と成猫の販売価格はいくら?

では、そんなブリティッシュロングヘアーを飼いたいとなれば、一体どれくらいの予算が必要なのでしょうか?こちらでは、子猫の販売価格や入手経路について詳しくまとめてみました!

子猫はブリーダーやペットショップでの購入がおすすめ!

購入場所 ペットショップ ブリーダー
価格 14万円~50万円 17万円~30万円

ブリティッシュロングヘアーの子猫を購入するなら、ペットショップとブリーダーという2つの方法があります。

表の通り、販売価格で見ると平均相場はブリーダーの方が少し安めの傾向にあります。

ただ、ブリティッシュロングヘアーは、ブリティッシュショートヘアーに比べると数が少ないのでやや高めの価格に設定されています。

どちらで購入するにしても、他の猫に比べて出会える機会が少ないのでまめにチェックした方が良いでしょう。

成猫が欲しいなら里親制度を利用するのもおすすめ!

一般的にはペットショップやブリーダーから子猫を購入しますが、特に子猫にこだわらないなら里親から譲り受けるという方法もあります!

里親制度とは、普通の家庭で生まれた子猫や事情があって飼えなくなった成猫の新しい飼い主さんを探す制度です。

里親制度を利用すれば、ワクチン接種(5,000円程度)や去勢避妊手術(2万円程度)を支払うだけで金銭的な負担は軽くて済みます。

しかし、やはり元々飼われている数が少ないゆえに、ブリティッシュロングヘアーの里親が募集されることは多くありません。

残念ながら、里親になれるチャンスは少ないと思っておきましょう。

意外とクール?ブリティッシュロングヘアーの基本的な性格4つはこれ!

実際にブリティッシュロングヘアーとの生活を共にするとなれば、どんな性格なのか、飼いにくくないかなど内面も気になりますよね。

そこでブリティッシュロングヘアーの基本的な性格をまとめてみました!

ブリティッシュロングヘアーの基本的な性格
  • 落ち着いたクールな性格
  • ベタベタされるのは嫌
  • 運動はちょっと苦手
  • 頑固でマイペースな面もある

ブリティッシュロングヘアーの性格①:落ち着いたクールな性格

子猫の頃は元気で活発さに溢れているブリティッシュロングヘアーも、年齢とともにどんどん落ち着いていきます。

何かを求めて激しく鳴くことや突拍子のない行動に出るなど、騒がしさはほとんどありません。おとなしくて穏やかな性格なので、もめ事を起こすことも少ないでしょう。

ブリティッシュロングヘアーの性格②:構われるのが好きじゃない

人に対して友好的なブリティッシュロングヘアーですが、ベタベタしつこく触られるのは苦手です。

そのため、飼い主さんの膝の上でじっとしていたり、抱っこされたままでいたりすることはあまり好みません。

自立心が強くてマイペースな姿勢は、典型的な猫っぽい性格だと言えるでしょう。少し寂しいかもしれませんが、程よい距離感を保つ事が大切です!

ブリティッシュロングヘアーの性格③:運動があまり得意じゃない

ブリティッシュロングヘアーは、どっしりと安定感のある体型からわかるように、どちらかというと運動が苦手です。

ブリティッシュロングヘアーの先祖にあたるブリティッシュショートヘアーは、ネズミ捕りとして重宝されていたという歴史があるので、なんとも意外ですよね…。

子猫の頃はとても活発ですが、成猫のブリティッシュロングヘアーはそこまで俊敏に動いて遊ぶこともなく、落ち着いた性格だと言えるでしょう。

ブリティッシュロングヘアーの性格④:頑固なところがある

クールで落ち着いた雰囲気のあるブリティッシュロングヘアーの性格は、裏を返せば頑固とも取れるでしょう。

自分がこうしたいと決めたら、なかなか飼い主さんの誘導に応じてくれません。

例えば、キャットフードや寝床、トイレなど、生活するうえで気に入らないものは断固として受け付けないところがあります。

そんなこだわり屋の一面から、飼い主さんは少し振り回されるかもしれませんが、愛猫の好みを探し当てるのを楽しみながら育ててあげてくださいね!

ブリティッシュロングヘアーの人気の毛色はこれ!

ブリティッシュロングヘアーは、ロシアンブルーやペルシャと交配してきた歴史から、色のバリエーションが豊富です。

人気のブルーやブラック、レッド、ホワイト、クリームなど模様のない単色のほか、バイカラーや三毛などさまざまなパターンのブリティッシュロングヘアーがいます。

今回はその中でも、特に人気の毛色を3つ厳選したので、早速見ていきましょう♪

ブルー(グレー)

ブリティッシュロングヘアーの代表的な色とされているのが、この美しいブルーグレー。おっとりとした風貌に気品のある色ががよく似合いますね。

元祖であるブリティッシュショートヘアーにおいては「永遠の傑作」と呼ばれるこのブルーグレーのみが認められていた時期もありました。

そうした背景から、ブリティッシュショートヘアーを象徴する毛色として「ブリティッシュブルー」とも呼ばれているほどです。

それほど価値があるとされたブルーは、長毛種であるブリティッシュロングヘアーの中でも高い人気を誇ります。

ブラックバイカラー

  • バイカラー … 色の異なる2色からなる模様のこと。

ブリティッシュロングヘアーのバイカラーには、ブルー、クリームなど様々なタイプがあります。中でも人気なのが、ブラックとホワイトのバイカラー!

特に顔部分に八の字模様が浮き出るハチ割れタイプは、ずば抜けて人気があります!くっきりと分かれた色に目鼻の表情がわかりやすくて、なんとも愛らしいですね♪

ブラック(黒)

ブラック一色のブリティッシュロングヘアーも人気があります。黒一色でも、長毛種で毛の動きがありますから、どこか可愛らしさも感じられますね。

また、ブリティッシュロングヘアーの目は、グリーンやヘーゼルの子もいますが基本的にカッパー、ゴールドが主です。

黒の毛並みにキョロっと浮かび上がるカッパーやゴールドの目に神秘的な魅力を感じて、あえて黒のブリティッシュロングヘアーを選ぶ人も多いようですよ!

ブリティッシュロングヘアーの体重や寿命の平均は?

ブリティッシュロングヘアーは丸みを帯びたがっしり体型が特徴的ですが、気になるのはその健康面です。

一体どれくらいの体重が正常なのか、どれくらい長生きできるのかなど気になる部分を見ていきましょう!

平均体重は3.5キロ~7キロ

ブリティッシュロングヘアーは、一般的な猫と同様、3年ほどで成猫になります。成猫となった時の平均体重は3.5kg~7kgなので、中型の猫と言ってよいでしょう。

しかし、マイペースでおっとりした性格から、放っておくと運動不足になりがちです!

特に食欲旺盛な子なら、肥満にならないよう摂取カロリー管理や運動量に気をつけてあげてくださいね。

平均寿命は11年~15年

ブリティッシュロングヘアーの平均的な寿命は、11~15年とされています。

ネズミ捕りの名人として知られた先祖のブリティッシュショートヘアー同様、丈夫な体質なので遺伝疾患は特にありません。

ただ、一旦肥満となると心臓疾患にかかりやすくなるのでその点は注意しましょう!

また、一般的な猫に多く見られる腎臓疾患や泌尿器系の病気にはかかる可能性があります。

キャットフードに気を配ると同時に、常にキレイな水を飲めるような環境を整えてあげてくださいね!

ブリティッシュロングヘアーを飼うときに気をつけることはこれ!

では、実際にブリティッシュロングヘアーとの生活が始まったら、どんなことに気をつければよいのでしょうか?

ブリティッシュロングヘアーならではの注意点をまとめてみましたので、順番に見ていきましょう!

ブリティッシュロングヘアーを飼う際の注意点
  • 頑固な性格なので、しつけは子猫のときにしっかりしておく!
  • しつこく構ってはいけない
  • 抜け毛が多いので、ブラッシングと毛玉コントロールを欠かさない
  • 運動神経が良くないので、ケガをしそうなものは置かない!

1.頑固な性格なので、しつけは子猫のときにしっかりしておく!

ブリティッシュロングヘアーは頑固で、自分の思った通りに行動しないと気が済みません。

成猫になってから振り回されないためには、子猫のうちから飼い主さんがしっかりしつけをすることが大切です!

特に、トイレやブラッシング、シャンプーなど猫の健康のためにも大切な習慣は、最低限覚えてもらいましょう。

2.しつこく構ってはいけない

まるで動くぬいぐるみのようなブリティッシュロングヘアーですが、胸の内にはしっかりとした自立心を秘めています。

人のそばで寝転がることや一緒に遊ぶことは大好きなのですが、構われ過ぎることは嫌がります。そのため、愛猫の意思や行動を尊重し、しつこく構うのは控えましょう。

特に注意したいのが、猫好きの来客や子どもたち。撫でたり抱っこしたり構いたくなる気持ちはわかりますが、猫にとってはストレスになるので気をつけましょう。

さりげなくブリティッシュロングヘアーの性質を伝えて、愛猫がストレスを抱える前に救いの手を差し伸べてくださいね!

3.抜け毛が多いので、ブラッシングと毛玉コントロールを欠かさない

長毛種であるブリティッシュロングヘアーは、健康を維持するためにも抜け毛のケアが欠かせません。

特にブリティッシュロングヘアーの被毛は「ダブルコート」と言って、換毛期には季節に応じた毛に生え変わります。

飲み込んだ毛がお腹に溜まると、毛玉症を引き起こし嘔吐や便秘で苦しむだけでなく、ひどい場合は外科手術も必要になります。

そのため、毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげるのが一番です!適切なブラシを用い、定期的に愛猫の抜け毛をすき取っておきましょう。

ブリティッシュロングヘアーの毛質は、長毛種の中では絡まりにくいので、1日1回程度のブラッシングでも十分に毛玉症を予防できます。

しかし、猫がグルーミングする習性を持っている以上、飲み込む毛をゼロにすることは難しいもの。

そんなお腹の毛をケアするには、毛玉コントロールできるフードを与えるのがおすすめです!

4.運動神経が良くないので、ケガしそうなものは置かない!

ブリティッシュロングヘアーは運動不足になりがちなので、おもちゃで遊んであげたりキャットタワーを設置するのは健康管理に必要です。

ただ、運動神経があまり良くないので、キャットタワーを置くにしても、高すぎるものや複雑な構造のものはおすすめできません!

万が一、上下のジャンプに失敗したり、部品に体をひっかけたりすると、ケガをする可能性もあります。

また、反射神経も鈍いので、上から落ちてきそうなものや倒れそうなものなど、ケガの原因になりそうなものはなるべく置かないように配慮しましょう。

ブリティッシュロングヘアーはこんな人に向いている!

ここまで、ブリティッシュロングヘアーの特徴や性格について見てきましたが、ますますブリティッシュロングヘアーが飼いたくなったのではないでしょうか?

では最後に、ブリティッシュロングヘアーを飼うのに向いている人は?という疑問に、ズバリお答えします!

ブリティッュロングヘアーを飼うのにおすすめの人は?
  • 猫にベタベタされるのは苦手な人
  • マンション暮らし、一人暮らしの人
  • おとなしい猫が好きな人

ブリティッシュロングヘアーは自立した性格のため、猫とも程よい距離感を保ちたい人におすすめです!

また、ブリティッシュロングヘアーは留守番が比較的得意なので、一人暮らしの人にも向いています。

むやみに鳴くこともないですし、マンション暮らしでも周囲の環境に気兼ねすることなく飼えるでしょう。

どちらかというと活発に動き回る猫よりも、落ち着いておとなしい猫を好む人なら、良きパートナーになってくれるはずですよ!

まとめ

思わず抱っこしたくなるぬいぐるみのような姿のブリティッシュロングヘアーですが、実は構われ過ぎを嫌がるという性質を持っています。

また、活動や声には騒々しさがなく、マイペースで過ごすことを好むため、あまり手がかかる猫ではありません。

過剰なスキンシップを控える必要があるにしても、存在自体が疲れた心も癒してくれそうですね。

ブリティッシュロングヘアーの子猫なら、ブリーダーやペットショップなどで探せます。

ただ、毛色のバリエーションが豊かなだけに、希望の色のブリティッシュロングヘアーと出会える確率は少ないかもしれません。

もしあなた好みのブリティッシュロングヘアーとめぐり逢えたら、そのチャンスをぜひ逃さないでくださいね!

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