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淡いグラデーションが美しいオーストラリアンミスト。その見た目からまるで大理石のようだと例えられることもあります。
しかし、まだ日本ではまだ広く知られておらず、実物を見たことがない人がほとんどだと言われています。
そこで今回は、オーストラリアンミストについてその特徴や性格、子猫の入手方法まで詳しくまとめてみました!それでは早速見ていきましょう♪
目次
【画像あり】オーストラリアンミストの歴史やルーツ
オーストラリアンミストは、1976年にオーストラリアの医師によって開発された品種です。
自然発生ではないため、バーニーズ、アビシニアン、アメリカンショートヘアの血を引いています。中でも見た目の特徴は、バーニーズの特徴が色濃く出ていますね。
開発された当初は、スポット(斑点)のある品種ということで「スポッテドミスト」という名前でしたが、その後の開発で大理石のような模様が標準となり「オーストラリアンミスト」に改名しています。
日本での認知度はまだまだですが、WCF(World Cat Federation)によって開催されるキャットショーへの参加が認められるなど、世界的には徐々に人気が出てきています。
オーストラリアンミストってどんな猫?その特徴を解説!
原産国 | オーストラリア |
ボディタイプ | フォーリン |
毛のタイプ | 短毛種 |
サイズ | 中型 |
毛色 | ブルー、ライラック、ピーチ、ブラウン、ゴールド、チョコレート |
オーストラリアンミストは、まだ日本ではあまり馴染みがないので、名前は聞いたことがあっても実際に見たことがある人は少ないかもしれませんね。
そんなオーストラリアンミストは、フォーリンと言って引き締まった筋肉質の体型をしています。人でいうところの細マッチョという感じでしょうか(笑)
目や耳の大きさなどの顔立ち、体格は平均的で格別目立った特徴は見られません。逆にそれだけ万人受けするタイプと言えるでしょう。
一方この品種で際立っているのが、被毛に現れている模様の美しさです!
名前に「ミスト」とある通り、ふんわりと霧がかったような柔らかい色のグラデーションが特徴。
そして、薄いベース色に繊細なカーブが描かれる様子は、まるで大理石のようだと言われています。
生き物なのに石のような模様ってなんだか不思議ですが、写真で確認してみるとこの通り!
確かに淡い色合いや不規則でなだらかな曲線模様は大理石のようにも見えますね。
また、毛色はブルー、ライラック、ピーチ、ブラウン、ゴールド、チョコレートの6色です。
ただ、購入できるのはブラウン、ゴールド、チョコレートが中心で、それ以外の色は入手困難だと言われています。
オーストラリアンミストの子猫の販売価格や入手経路は?
オーストラリアンミストを我が家に迎えたいと思ったら、まず気にかかるのがどれくらいの購入資金が必要なのか、ということですよね。
また、どこへ行けが子猫を購入できるのかも気になるところです。そこで、子猫の販売価格や入手経路についてまとめてみたので、順番に見ていきましょう!
オーストラリアンミストの子猫は20万円〜30万円!
オーストラリアンミストの子猫は、ブリーダー(キャッテリー)から購入することができます!価格は20万円〜30万円ぐらいが相場です。
ただ、日本ではまだオーストラリアンミストのブリーダーが少なく、現在神奈川県の小林さんというご家庭が唯一のブリーダーとして登録されています。
そのため、相場を調べられるほど流通している子猫の数が少ないのが現実です。インターネット上ではもちろん、ペットショップで見つけることは困難でしょう。
オーストラリアンミストは海外ブリーダーからも購入できる!
海外ブリーダーから直接購入 | ブリーダー仲介サイトを利用して購入 | |
---|---|---|
メリット | 価格が安く抑えられる | 面倒なやりとりを代行してくれる |
デメリット | 語学力が必要 | 価格が高くなる |
国内で見つからない場合は、海外のブリーダーに直接依頼して販売してもらうこともできます。
方法としては主に2通りあって、直接ブリーダーに交渉する方法と、仲介サイトを利用して交渉してもらうという方法です。
気になる子猫の価格は、日本円にしておよそ35,000円〜50,000円ですからかなり安いですよね。
ただ上記のように、直接交渉する場合はその現地の言葉でやりとりするので語学力が必要になります。
ハードルはちょっと高めですが、全て自分でやりとりすれば価格は最小限に抑えられるでしょう。
一方、仲介サイトを利用すれば語学力がなくても交渉を代行してもらえます。ただし、その分の手数料がかかるので直接購入より割高になるのがデメリットです。
かかる費用は猫の生体代だけではないことに注意!
国内ブリーダー | 海外ブリーダー | |
---|---|---|
かかる費用 | 生体価格+ワクチン代 | 生体価格+ワクチン代+輸入関税+輸送費(+仲介手数料) |
費用の目安 | 25万円〜35万円 | 35万円〜45万円 |
オーストラリアンミストの価格相場は、入所経路によってもこのように異なります。
生体価格は海外ブリーダーの方が圧倒的に安いものの、マイクロチップを装着したり検疫を受けたりする必要があります。
また、輸送費や輸入関税などもかかってくるので、結果的に割高になることが多いでしょう。
オーストラリアンミストはどんな猫?性格まとめ!
猫と幸せに暮らすには、飼い主さんの性格や生活スタイルとの相性も大事です。
費用や手間、時間をかけて迎えるのだから、なおのこと猫の性格面について事前に知っておきたいですよね。
そこで、オーストラリアンミストの性格についてまとめてみました!
- 家の中が好きなインドア派
- 愛情深く社交的な甘えん坊
- 我慢強くて穏やかな性質
では、実際に飼っている飼い主さんたちの声とともに詳しく見ていきましょう!
オーストラリアンミストの性格①:家の中が好きなインドア派
オーストラリアンミストは家の中でまったりするのが大好きなインドア派です!性格も穏やかで、とても大人しいと言われています。
実はこれ、交配が始まった当時に問題になっていた野良猫による野生動物への危害を防ぐために、意図的に大人しい性格の猫を目指した結果なんですね。
なので、野外で冒険するより人のそばにいることを好み、室内で十分な楽しみを見つけながら暮らしていけるでしょう。
オーストラリアンミストの性格②:愛情深く社交的な甘えん坊
オーストラリアンミストは人のそばに寄り添って過ごすことが好きで、隙あらば飼い主さんの膝の上で丸まろうとする甘えん坊のところがあります。
社交的で人が大勢いても苦にならないので、子供がいる家庭でも人気者となるはずです。
特に、在宅勤務の人や主婦、病気療養中の人など、誰かが家にいる時間の多い家庭では喜んでよき相棒となってくれるでしょう。
オーストラリアンミストの性格③:我慢強くて穏やかな性質
オーストラリアンミストは、争いごとを好まない穏やかな性格です。家庭内で多少のトラブルがあったとしても、いきなり爪を出してひっかくような攻撃的な性質ではありません。
さまざまな世代の人と仲良くできる猫なので、子供が複数いる家庭にも向いています。
だからといって、猫の痛いことやつらい思いはストレスのもと!猫が嫌がるような行為はしないよう、あらかじめ子供にも知らせておいてくださいね。
オーストラリアンミストの体重や寿命はどれくらい?
引き取る時は子猫でも、時が過ぎればいずれ成長していきます。
オーストラリアンミストが成猫となった際の体重はどれくらいになるのでしょうか?また、寿命についても気になりますね。
オーストラリアンミストの平均体重は3.2kg~6.8kg!
メス | オス | |
---|---|---|
一般的な猫 | 3.0kg~4.5kg | 3.5kg~5.5kg |
オーストラリアンミスト | 3.6~6.8kg | 3.2~5.9kg |
オーストラリアンミストは多くの猫種と同じく、オスの方がメスよりも大きい体格をしています。猫としてはどちらも平均的な体重と言えるでしょう。
室内飼いとなれば、必要以上の体重増加に気をつけたいもの。スレンダーで筋肉質な体型を保つには、定期的に遊び相手となり食事管理にも気を配ってくださいね!
オーストラリアンミストの平均寿命は15年~19年!
一般的な猫 | オーストラリアンミストの寿命 |
---|---|
15年前後 |
オーストラリアンミストの平均寿命は15年~19年とされています。一般的な猫の平均寿命が15年なので、どちらかといえば長生きが期待できる猫種です。
ちなみに、大理石に似た模様が完成するのは2歳を過ぎる頃。年齢的に7歳以降のシニア期に差し掛かってからが長いので、いっそう健康維持に注意してあげたいですね!
オーストラリアンミストを飼う時に注意するべきこと3つ!
さて、実際にオーストラリアンミストを購入するとなれば、念願の猫との生活がスタートします!そこで気をつけたいのが猫の病気。
オーストラリアンミストのように色素が薄い猫は皮膚トラブルなどの可能性があるため、定期的なブラッシングを怠らないようにしましょう!
特に薄い毛色の猫は皮膚の変化に注意してあげたいですね。
ただ、短毛であるオーストラリアンミストは、そこまで念入りなブラッシングをしなくてもかまいません。週に数回程度のブラッシングを習慣づけておけば十分です。
定期的なブラッシングは、愛猫とのスキンシップだけでなく病気の早期発見にも繋がるので、忘れずにしてあげてくださいね!
オーストラリアンミストはこんな人に向いている!
では特徴や性格がわかったところで、最後にオーストラリアンミストがどんな人に向いているのかまとめてみました!
- 子供のいるにぎやかファミリー層
- 一人暮らしでもインドア派の人
- 猫を飼ったことがある人
人が大好きで甘えん坊のオーストラリアンミストは、誰かしら家族が家の中にいる状態を喜びます。
そのため、子供や高齢者がいるファミリー層の家庭では、甘えたり遊んだりする相手に不自由しないでしょう。
また、一人暮らしでも、休日は室内でのんびりしたいインドア派の人なら寂しい思いをさせることなく付き合っていけそうです。
まだまだ日本では知名度のない猫種で、前例もあまりないことから、どちらかというと初めて猫を飼う人よりは、猫を飼うのに慣れている人の方が向いていると言えます。
オーストラリア発で世界に広まりつつある猫種、オーストラリアンミスト。
現時点では日本で気軽に購入できるとは言いがたい猫ですが、そのうち美しい大理石模様をペットショップで見られる日も来るかもしれません。
また、可愛らしい容姿だけではなく、室内飼いにぴったりの愛らしく穏やかな性格もこの猫の魅力です!一緒に暮らす日々がスタートすれば、その魅力にどっぷりハマるはずですよ♪