チーターのような模様をした「サバンナ」という猫を知っていますか?その名のとおり、アフリカのサバンナにいそうな野生的な見た目の猫です。
ライオンやトラのような凛々しさがあって、一度は飼ってみたい憧れの猫ですよね!
そこで今回は、サバンナについてその性格や特徴、子猫の販売価格について詳しくまとめてみました!入手経路についても紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
サバンナキャットってどんな猫?その特徴と歴史!
まずは、一体サバンナキャットがどのような猫なのかを詳しく見ていきましょう!
サバンナキャットの特徴はこの3つ!
サバンナという品種名は正式名称として登録されていますが、他の単語と区別するためにも「サバンナキャット」と呼ばれています。
そして、サバンナキャットには次のような特徴があります。
- 他の猫より大きなサイズに成長する
- チーターのように凛々しい顔立ち
- 身体能力が非常に高い
サバンナキャットの最大の特徴は、一般的な猫に比べて体が大きいこと!平均で9kgまで成長すると言われています。
猫の平均体重は4kg前後ですから、それに比べると2倍以上大きいということですね。メインクーンやラグドールと同様で大型猫に分類されます。
また被毛の色は、ブラウンスポッテドタビー、シルバースポッテドタビー、ブラック、ブラックスモークが公認されています。
胴長なうえに顔も面長で、目尻から「チーターティア(チーターの涙)」と呼ばれる模様がヒゲに向かって伸びているのが理想的な顔立ちです。
そのうえ身体能力も高く、ドアや冷蔵庫など高い場所にも飛び乗れるほどのジャンプ力も持っています。
サバンナキャットの歴史は?
サバンナキャットは、野生猫であるサーバルキャットと、飼い猫のベンガル、エジプシャンマウ、オシキャットとを交配して生まれた猫です。
しかし繁殖開始当初は、気性の荒いサーバルキャットを手なずけるのに苦労も絶えませんでした。
そもそもサーバルキャットは保護条例や飼育規制があるため、入手すること自体困難だったのです。
そうした問題を乗り越えて生まれたサバンナキャットは、2001年にTICAにより正式な猫種として認可される事になりました。
サバンナキャットは日本で飼える?ブリーダー販売価格や値段の相場は?
サイト名 | 価格 |
---|---|
みんなの子猫ブリーダー | 28万円〜88万円 |
SAFARIMAGIC(サファリマジック) | 不明 |
RIMAYA猫桜 | 不明 |
BURDEN(輸入代行) | 不明 |
サバンナキャットは、ペットショップでの購入がほぼ不可能と言われているほど入手困難な猫です。
そのため、国内で出会える可能性があるとすればブリーダーサイトですが、自分の飼いたいタイミングで巡り会えるとは限りません。
ちなみに、大手ブリーダーサイト「みんなの子猫ブリーダー」では、28万円〜88万円の値がついていました。血統のランクによっては、350万円以上の値がつくこともあるようです。
また、国内がダメなら海外から輸入する方法もあります。
外国語ができなくても、輸入代行のサービスを利用する方法もあるので、どうしても欲しいなら見積もりを依頼してみるといいでしょう!
サバンナキャットはどんな性格の猫なの?
野生的と言われるサバンナキャットですが、意外にも人懐っこく犬のような性格とも言われています。それを含めて、サバンナキャットの性格をまとめるとこの通りです!
- 人懐っこくて甘えん坊
- 知能が高く社交的
甘えん坊なうえに社交的というなんともギャップが激しい猫ですね。では詳しく見ていきましょう!
サバンナキャットの性格①:人懐っこくて甘えん坊
サバンナキャットは、他の猫に比べても人懐っこく甘えん坊で、飼い主さんが歩けばその後をついて回るほどです。
そのうえ知性が高いので、しつけもしやすく投げたおもちゃを持ってきたり、リードをつけて散歩させたり犬のような一面もあります。とても意外ですよね!
サバンナキャットの性格②:知能が高く社交的
サバンナキャットは知能が高く意外と社交的なので、他のペットや小さな子供ともすぐに打ち解けることができます。
また、猫では珍しく水を怖がらないことで知られ、自ら水を張ったプールに入るなんてこともあるのだとか。
ただ、その知能の高さからいたずらを覚える事も多いです。ドアを開けて脱走したり、蛇口を勝手にひねったりすることもあるので十分に注意しましょう!
問題行動の多くは、寂しくて構って欲しい気持ちによるものなので、日頃からたっぷりの愛情を注いでくださいね。
サバンナキャットの適正な大きさは?体重や寿命まとめ
実際にサバンナを家族として迎え入れるなら、適正体重や平均寿命もある程度知っておかなければなりません。そこで、健康的な体重と平均寿命を順番に見ていきましょう。
サバンナキャットの平均体重は5.8kg~12.5kg!
オス | メス | |
---|---|---|
一般的な猫 | 3.5kg~5.5kg | 3.0kg~4.5kg |
サバンナ | 6.5kg~12.5kg | 5.8kg~9.5kg |
サバンナキャットの平均体重は、オスで6.5kg~12.5kg、メスで5.8kg~9.5kgにもなると言われています。
一般的な猫の平均体重が3kg~5kgだと言われているので、かなり大きなサイズに育つことがわかりますよね。
ただ体が大きいだけでなく筋肉質な体型なので、適正体重を保つためには運動できるような広い家での飼育が望ましいでしょう!
サバンナキャットの平均寿命は17年~20年!
一般的な猫 | サバンナの寿命 |
---|---|
15年前後 |
野生の肉食動物サーバルキャットの血を引いているということもあり、一般的な猫よりも平均寿命が長いのが特徴です。
猫の平均寿命が15歳前後なのに比べ、サバンナキャットの平均寿命は17歳~20歳と長生きできる傾向があります。
現在、猫も長寿化の時代と言われており、日々の食事や運動によってもさらに長寿化することも期待できます。
普段から健康には気を遣い、長生きができるような生活を心掛けてあげましょう!
サバンナキャットを飼う時の注意点はこの2つ!
実際にサバンナを飼育することになった場合、気をつけなければいけないことがいくつかあります。健康で長生きしてもらうためにも、次のことに注意しましょう!
血統によっては飼育許可が必要
国内でサバンナキャットを飼育する場合、サバンナキャットの血統によっては自治体へ飼育許可を出さなくてはいけません。
サバンナキャットは「F1」~「F6」のランクに分かれており、この数字が小さいほどサーバルキャットの血を濃く受け継いでいます。
つまり、F1のサバンナキャットはより野生に近いというわけですね。
自治体によっては「F1」〜「F3」は届出が必要となるので、各都道府県の自治体に問い合わせて確認しておきましょう!
運動をたくさんするから食事量にも気をつけよう!
サーバルキャットの血をひくサバンナキャットは、身体を動かすことが大好きなので運動量はかなりものです。そのため、高たんぱく・高カロリーな食事が必要です!
一般的な猫と同じ食事ではカロリーが足らず、栄養失調を引き起こしてしまう場合もあります。
そのため、運動量や体重、年齢などを考慮して愛猫に最適なカロリーを計算しましょう。食費も他の猫よりかかるということを頭に入れておいてくださいね!
サバンナキャットを飼うのに向いている人はこんな人!
これまでサバンナキャットの特徴を詳しく見てきました。それを踏まえたうえで、最後にサバンナキャットがどんな人と相性の良い猫なのかまとめてみました!
- 広々とした空間のあるおうちに住んでる人
- 購入費用、飼育費用ともに金銭的な余裕がある人
- 他のペットや小さい子供がいる家庭
サバンナキャットは身体も大きく運動量も多いため、のびのびと遊んでもらうためにも広い空間があるのが理想です。
ワンルームなど狭い部屋では十分に運動ができず、ストレスの原因となってしまうこともあります。
また、食事量の多いサバンナキャットは、一般的な猫よりも沢山餌を与えないといけないので食費もかさみます。ですから、金銭的な面でも余裕のある人の方がいいでしょう。
そして、社交性の高いサバンナキャットは他のペットや小さい子供のいる家庭にもすぐ馴染みます。家が広く、子供のいる家庭にはぴったりですよ!
サバンナキャットの生態について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
同じようなルックスの仲間の猫種がたくさんいますが、野性さと穏やかを併せ持つ猫はサバンナキャットの他にはいないのではないでしょうか?
実際に一緒に過ごすとさらに愛着が湧いてきそうですね!
日本では入手困難ともいわれるサバンナキャットですが、もし国内で出会える機会があれば購入を検討してみるのもいいでしょう♪