2026年6月23日、韓国メディア・ソウル経済は、韓国の対日旅行収支赤字が過去最大を更新したと報じた。

記事によると、韓国銀行の経済統計システム集計で、昨年の対日旅行収支赤字は約57億ドル(約9200億円規模)となり、統計開始以来で最大を記録した。

旅行収支とは、国際収支におけるサービス収支の一部で、外国人が国内で使ったお金(収入)から、海外への旅行者が現地で使ったお金(支出)を差し引いたものを指す。韓国人による日本での支出額は約84億ドル(約1兆3700億円)に達した一方、日本人の韓国での支出額は約27億ドル(約4400億円)にとどまり、差は3倍以上となった。

韓国人の旅行支出はここ数年で急拡大しており、新型コロナの流行期には一時的に改善したものの海外旅行再開後は再び赤字に転じ、その後も毎年拡大。特に、他の主要国・地域と比較しても日本旅行への圧倒的な集中傾向が続いているという。昨年、日本を訪れた韓国人観光客は約946万人となり、コロナ前の水準を大きく上回った。一方、日本から韓国への旅行者数は約365万人だった。

記事は、「円安により旅行にかかる費用が下がっているうえに、コロナ禍後の航空路線が大幅に正常化しており、日本への旅行の集中は当面続くと見られる」と伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「日本旅行はコスパが良い」「周りの人もみんな日本に旅行に行っているから、自分も行きたい、行かなくちゃという気分になる」「日本人が韓国に来ないというより、韓国人が日本好きすぎる」「昔は海外旅行だったのに、今は日本は隣町感覚」「円安、交通、サービス。日本旅行が人気な理由は単純」「地方空港からも直行便が増えた影響は大きい」などの声が見られた。

また、「韓国国内のホテル代を見ると、海外に行こうという気持ちになる」「韓国観光も魅力はあるけど、受け入れ環境をもっと整える必要がある」「旅行収支だけ見て心配するより、人がなぜ移動するか分析する方が重要」「日本旅行は、週末にふらっと行けるし、飛行機代込みでも国内旅行より安い時がある」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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