2026年7月15日、中国のSNS・小紅書(RED)に「『名探偵コナン』最新話のキャラ設定が崩壊?」と題した投稿があり、中国のネットユーザーの間で物議を醸している。(本記事はネタバレを含みます)

「週刊少年サンデー」33号に掲載された漫画「名探偵コナン」第1166話では、宝石店強盗事件が発生。

若狭留美は以前、小林澄子先生に傘を貸してもらった恩返しとして強盗団を追跡すると、犯人の一人が振りかざしたアイスピックを素手で受け止め、手を貫かれても表情一つ変えないという圧巻の強さを見せた。

犯人の狙いは高価なゴーグルの修理に訪れる資産家だったが、その正体は鈴木次郎吉と愛犬用の1億円以上のゴーグルだった。さらに次郎吉の姪の園子と、その恋人である400戦無敗の空手部主将・京極真も同行していたため、当然ながら、強盗団の結末はあっけなかった。京極が一蹴りしただけであっさり制圧されてしまったのだ。

投稿者は、この最新話に関して、海外のファンから「事件や登場人物を都合よく動かし、本来の作風やキャラクター性まで変えてしまっている。しかも、その結末に至る展開には論理性が感じられない」との声が上がり、作者・青山剛昌氏の描写に対する不満が相次いでいると紹介した。

中国のネットユーザーからは「今はもう完全に子ども向けになっちゃった」「だんだん6歳児向けの漫画みたいになってきた…。正直かなりがっかり」と作品の方向性の変化を残念がる声が寄せられた。

また、「京極さんですら人体バランスが崩れてた」「『神回』にしたかったんだろうけど、回想シーンもかなり雑だった」「あの先生なら無傷で切り抜けられたはずなのに、なんでわざわざ刺される展開にしたんだろう」「推理もラブコメも、作画もコマ割りも、全部劣化してる」と作画やストーリー展開に不満を示すコメントも見られた。

さらに、「長期連載漫画の宿命なんだろうね。人気作でも最後まできれいにまとめられる作品は少ないし、比較的短い作品でも問題を抱えているものは多い」「長期連載漫画は、軽ければ失速、重ければ駄作になる。青山先生自身が続けたいのか編集部の意向なのかは分からないけど、いずれにせよ、方向性がズレてきている気がする」と長期連載ゆえの難しさを指摘する意見も寄せられた。

そのほか、「青山先生ももう新しい展開を思いつかないんだろうな」「青山先生は30年も推理漫画を描き続けてきたんだから、トリックを考えるだけでも大変だし、体力も発想力も全盛期ほどではないはず。熱血漫画だって後半になると強さの設定が破綻しがちだし、これはある程度仕方ないのかもしれない」と作者の負担に理解を示す声も上がった。

一方で、「初期ほどの衝撃はないけど、それでも好きだから読んでる。長年追いかけてきた作品だし、新しい話が出たらやっぱりすぐ読む」「私も漫画の更新は毎回読んでる。あとは最後だけでも無難に着地してくれればいい。『進撃の巨人』や『テニスの王子様』、『呪術廻戦』みたいに予想外すぎる終わり方にはなってほしくない」との、作品への愛着から最後まで見届けたいとする声も聞かれた。(翻訳・編集/岩田)

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