人工知能(AI)ブームがますます高まる中、演算能力を巡る競争が産業チェーンの川上へと広がっている。大規模データセンターの建設が加速するのに伴い、各地の電力網の電力供給ペースではハイテク企業の電力需要を満たせなくなってきた。

そんな中、ガスタービンという従来の設備が新たな発展チャンスを迎えている。

アマゾン、グーグル、メタ、スペースXなど複数の超大規模クラウドサービス企業がAIデータセンターの建設を加速させ、Anthropic(アンソロピック)やOpenAI(オープンエーアイ)などの企業が開発した大規模AIモデルの運営を支援するため必要な演算能力を提供している。増え続ける電力需要に直面して、一部の企業は自前のガス発電所を建設する方針へと転換しつつある。その場合、ガスタービンが最も中核的な設備となる。数週間前には、マイクロソフトがテキサス州のデータセンターへの電力供給に利用するため、米エネルギー大手GEベルノバから大型ガスタービン7基を購入した。

ガスタービンは1基の価格が2億5000万ドルを超える高額で複雑な設備であるにもかかわらず、需要が供給を大幅に上回る状況が続いている。

ベルノバのパブロ・コジナー最高商務・オペレーション責任者(CCOO)は、「ガス発電事業の受注のうち、約20%はデータセンターやAI関連プロジェクトによるものだ。目下、当社の受注は2030年まで、さらには2031年まで埋まっている」と説明した。

米調査会社のメリウス・リサーチの試算では、過去3年間にガスタービンの価格は約300%上昇した。

しかし、専門家は「ガスタービンだけでAI時代のエネルギー需要をすべてまかなうことはできない。今後もデータセンターの需要を複数のエネルギーで同時に支えるプランが依然として必要だ」と指摘している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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