2026年7月27日、韓国メディア・ニューシスは、日本を代表するミステリー作家の東野圭吾氏が23日、死去したと報じた。68歳だった。

東野氏は1958年に大阪府で生まれ、大阪府立大学(現・大阪公立大学)工学部電気工学科を卒業後、エンジニアとして働きながら小説を執筆した。85年、「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。99年には「秘密」で日本推理作家協会賞を受賞し注目を集め、2006年には「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞。その後も「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、「夢幻花」、「祈りの幕が下りる時」などで数々の文学賞を受賞し、42年にわたって日本ミステリー界を代表する作家として活躍した。

韓国でも東野氏の人気は非常に高く、記事は「韓国でも出版と同時にベストセラーになる、推理小説界の大御所として知られてきた」と言及。12年に韓国で出版された「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は累計200万部を突破した。韓国最大手書店・教保文庫が集計した09~18年の小説累計販売ランキングでは約127万部を売り上げ、作家別で1位だった。

23年に韓国メディアのインタビューに応じた東野氏は、「韓国でこれほど愛されていることを大変光栄に思う」と語った。また、「小説は生き物であり、ロボットを組み立てるようには書けない。これまで生きてきた人生そのものがアイデアであり、そこから物語が生まれる」と、自身の創作に対する哲学も明かしていたという。日本では来月、新作「永遠の記憶」の刊行が予定されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「信じられない。

本当に残念だ」「私の青春を彩った作家だった。ご冥福をお祈りします」「韓国で最も愛された日本人作家の1人だろう」「作家にはあまり詳しくないが東野圭吾だけは知っていた」「日本文学への入り口が東野圭吾だった」「今も本を借りているところだ。衝撃が大きい」などの声が上がった。

また、「時代を代表するミステリー作家だった」「これほど多くの名作を残してくれたことに感謝したい」「遺作となる新作を韓国でも早く読みたい」「新刊が出るたびに楽しみにしていた。もう新しい作品が読めないと思うと悲しい」などの声も上がった。(翻訳・編集/樋口)

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