ネット文学、ネットドラマ・映画、オンラインゲームの「新御三家」が現在、新時代における中国文化海外発信の象徴となっている、と中国メディアが伝えた。この中では「中国文化の海外進出が従来のパターンを脱却し、新しい段階に入ったことを意味する」と強調した。
中国網は「従来の対外文化発信は展示・公演や文化関連の講演が中心で、往々にして強い公式色を帯びていた。発信される内容も戯曲、武術、古典文学などが多く、受け手の範囲は限られていた」と報道。「新御三家はそうした従来のパターンを脱却し、AI(人工知能)、クラウドサービス、ショート動画アプリ、SNSといったデジタルインターネットエコシステムを土台に若者向け、娯楽性、商業性を特に重んじる」とした。
記事は「大げさな理屈を語らず、無理に価値観を押しつけることもなく、魅力的なストーリーや楽しい体験の中に中国文化の要素をさりげなく溶け込ませることで、かつての『一方的な説教』型の文化発信を『双方向のやりとり』による楽しい交流へと変えた」と説明。「これにより世界中の膨大なネットユーザーを魅了した」と自賛した。
新御三家が世界で人気を博する理由については「まず独特な物語の手法だ」と指摘。「海外のユーザーは新御三家に見られる成長、逆転劇、冒険といった気楽なストーリーを好む。テンポがよく、爽快感があり、瞬時に人の心を引きつける。これは文化伝播のハードルを効果的に下げており、新御三家のヒット作が続く秘訣(ひけつ)と言えるだろう」と述べた。
次に挙げたのは「中国の特色ある文化的シンボル」。「海外のユーザーにとって、修仙(仙人への修行)、武侠、国風(中国の伝統文化を取り入れた様式)、伝統的な神話など中国独自の文化的要素は新鮮さと独自性にあふれている。『黒神話:悟空』は世界中のプレーヤーから購入が殺到した。
最後に取り上げたのは「没入型のインタラクティブ体験」。新御三家は開かれた参加の場を提供しており、視聴者は弾幕(画面でのコメント)での交流、最新話更新待ち、自主翻訳、二次創作といった形で参加し、共通の文化コミュニティを形成できる。「この全員参加、共有体験の臨場感が、極めて高いユーザー定着率を生み出す。海外のユーザーを単なる観客ではなく、中国の物語をともに作り上げる存在へと変える」と言及した。
その上で中国網は「新しいタイプの文化商品である新御三家の海外でのブレークは決して偶然ではない」と論評。「中国の総合的な国力の持続的な向上、世界における影響力の着実な拡大による必然的な結果であり、さらには中国人の文化に対する自信の高まりを如実に描き出している」と主張した。(編集/日向)











