韓国で中国人女性が日本人男性から性的嫌がらせを受けた事件で、釜山地方裁判所は12日、30代の日本人の被告に懲役6カ月、執行猶予2年の判決を言い渡した。中国メディアの紅星新聞などが報じた。

この判決を中国メディアの記者から聞いて初めて知ったという被害者の張(ジャン)さんは「公式なルートからの連絡は一切なかった。事件が起きてからすでに4カ月。私はずっと多くの情報を知ることができなかった。今日、初めて判決を知り、とても失望しているし、無力感もある」と語った。

また、「私はずっと加害者に実刑判決を受け、自分の行為に責任を取ってほしいと思っていた。最初から最後まで相手を許したことはない。当時、異国にいて、言葉や司法手続きの制約もあり、法的な結果についてよく分かっておらず、誤って刑事上の和解書にサインしてしまった。この書類が結果的に相手の量刑を軽くすることにつながったが、私の本意ではない」と主張した。

報道によると、釜山地方裁判所は「犯罪の内容や経緯などから犯行は悪質で被害者は相当な精神的ショックを受けた」とする一方、被告が酒に酔った状態で犯行に及んだこと、日本で重大な犯罪歴がないこと、反省の意を示して事件後にすぐに謝罪したことなどを考慮し、執行猶予付きの判決となったという。

被告は今年4月、釜山のユースホステルの部屋で寝ていた張さんの体に触れ、侮辱的な言葉をかけた上、張さんの体やベッド、荷物などに小便をかけた。女性は警察に通報したが、駆け付けた警察官の対応が消極的だったため、やむなく現地の中国領事館に助けを求めた。

その後、一度帰国した被告は再び韓国に渡り張さんに対面で謝罪し、双方は賠償に関して合意に至り、中国語、日本語、韓国語の合意書を各自保管するとともに、警察にも提出した。

中国のネットユーザーからは「とんでもない!」「被害者の心情はどうなる?」「許すまじ」「いったい誰が彼女(張さん)をだましてサインさせたんだ?」「酔っていたことが言い訳になるのか?」「韓国の裁判所が日本人にわざと軽い判決を下した」「韓国人が日本人にひざまずいたな」「裁判のやり直しを要求する」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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