14日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比0.21ポイント(0.01%)高の3927.18ポイントと小反発した。
 押し目買いが優勢となる流れ。
中国の内需不振が懸念される中、当局が経済対策を強めるとの見方が改めて意識された。中央銀行の中国人民銀行は12日、適度に緩和的な金融姿勢を維持したうえで、実効性のある追加措置を必要に応じて導入する方針を示している。また、複数のブローカーが10月までに金融緩和や追加の刺激策が打ち出されると予想した。米半導体株も追い風。人工知能(AI)産業拡大により、半導体需要も増えるとの見方が続き、昨夜の米株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が0.5%高と3日続伸した。
 もっとも、上値は限定的。中国の経済動向を見極めたいとするスタンスで、指数は安く推移する場面もあった。中国本土では週明け17日に、7月の月次経済統計がまとめて公表される予定。最新の市場コンセンサスでは、小売売上高が持ち直す一方、鉱工業生産は鈍化し、年初来の固定資産投資や不動産投資は縮小率が拡大する見通しだ。これまでに報告された貿易や物価の統計では、内需の弱さが示されている。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。
データセンター運営の上海数据港(603881/SH)や接続・データ伝送機器メーカーの上海剣橋科技(603083/SH)、電子機器メーカーの成都旭光電子(600353/SH)、銅張積層板メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)、計算資源レンタル事業主力の江蘇利通電子(603629/SH)などが10.0%(ストップ)高で取引を終えた。
 石炭・石油株もしっかり。エン鉱能源(600188/SH)が3.2%、広匯能源(600256/SH)が1.9%、陝西煤業(601225/SH)が1.2%、中国石油天然気(601857/SH)と中曼石油天然気集団(603619/SH)がそろって0.9%ずつ上昇した。通信株、素材株、軍需産業株なども買われている。
 半面、不動産株は安い。新城控股集団(601155/SH)が3.5%、金地集団(600383/SH)が3.1%、光明地産(600708/SH)が2.8%、緑地HD(600606/SH)が2.3%、中華企業(600675/SH)が2.2%ずつ下落した。医薬株、公益株、消費株、自動車株、金融株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント(0.17%)安の282.02ポイント、深センB株指数が1.89ポイント(0.16%)安の1175.69ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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