中国の通販大手である京東(JD)傘下の京東物流は8月9日、ユニクロなどを傘下に持つ日本のファーストリテイリングと戦略的提携を締結しました。協力範囲は、全チャネルのネット通販(EC)、国際物流ネットワークの強化、人工知能(AI)の導入、倉庫の自動化、グリーン物流などです。

京東物流はまた、ファーストリテイリング傘下のユニクロ、GU、セオリーなどのブランドの海外配送システムを構築し、アジア、北米、欧州、中東地域で事業展開を進めます。

京東物流は2025年末までに、世界25カ国で約200カ所の海外倉庫、保税倉庫、直送倉庫を設置しており、総面積は約200万平方メートルに達しました。また、自社運営の海外宅配ブランドであるジョイ・エクスプレス(JoyExpress)は英国、ドイツ、オランダ、フランス、サウジアラビアなどに進出し、一部の都市では当日便や翌日便が可能です。

京東物流はまた、2025年に英国で海外初となるスマート倉庫「智狼倉」の稼働を開始しました。倉庫にはロボット約200台が配置されており、倉庫内の棚から該当する荷物を取り出し集める効率は従来のやり方の約5倍になりました。さらに、京東物流傘下の京東航空は貨物機12機を保有しており、国際貨物線は東南アジアの多くの都市に及んでいます。

現在の京東物流は単なる宅配業者ではなく、売上高の半分以上が高度なサービス提供によるものであり、単純な配送業務に依存していません。2025年には、京東物流の総収入は前年比18.8%増の2171億元(約5兆1000億円)でした。うちクライアントの在庫管理や倉庫、配送管理、システム管理を一括して行う統合サプライチェーンサービスによる売上高は同33%増の1162億元(約2兆7000億円)に達し、全売上高の53.5%を占めました。

2026年の世界物流企業トップ50に中国企業が14社選ばれ、12社の米国を初めて上回りました。業界関係者は、「かつては中国ブランドが中国の物流企業を通じて海外進出を果たしていたが、今や国際ブランドが中国の物流を活用してのグローバル展開を加速させている」と評価しています。(提供/CGTN Japanese)

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