国際標準化機構(ISO)への取材で8月19日明らかになったところによると、ISOはこのほど、世界初となる客船塗装技術に関する国際規格「船舶・海洋技術-客船上部構造塗装技術要求」を発表したとのことです。この規格は中国が主導し、イタリア、韓国、デンマークなど多くの国の専門家の経験と知見が結集されたものです。
船舶建造の塗装作業は、作業量が膨大で塗料消費量が多く、作業周期が長い上、他工程との同時作業が頻繁におこなわれ、揮発性有機化合物の排出量が深刻であるなど共通した課題に常に直面しています。特にフェリーやクルーズ船などの旅客船建造において、これらの問題が顕著に現れます。主な原因は、旅客船の上部構造が通常8~20階建てで居住区域が占めているため、塗装の作業量と施工の複雑さがさらに増えるからです。労働力や資材資源の巨額な消耗に加え、揮発性有機化合物の排出問題も顕著で、環境保護に深刻な課題をもたらしています。近年、世界の海上観光業が急拡大し、海運産業のカーボンニュートラル戦略が推進されたことに伴い、統一かつ信頼性のある客船塗装規格の策定がますます切実に求められていました。
今回発表された規格は、主に異なる地域ごとの耐食条件に基づき、客船の上部構造を冷区と暖区の二つに区分し、それぞれに差別化した塗装技術を適用することで、塗装効果の大幅な集約化を実現しました。(提供/CGTN Japanese)











