中国教育部が発表したデータによると、2025年の全国の幼稚園数は2024年に比べ2万1400カ所減少し、園児数も358万4700人減少しました。一方で、2025年末までに中国の60歳以上の人口は3億2000万人を超えました。
中国東部の山東省済南市天橋区宝華街街道三角線総合高齢者介護サービスセンターに入ると、高齢者らが音楽に合わせて体操し、歌を歌っています。この平屋建ての敷地は、もともと30年以上の歴史を持つ民間幼稚園でしたが、2024年末に閉園を余儀なくされ、敷地が空き状態となる見込みでした。コミュニティーの責任者は、幼稚園を総合的な高齢者介護サービスセンターに転換することが適切だと判断しました。改修後、介護サービスセンターにはバリアフリーの手すりが至る所に設置され、特別にバリアフリーバスルームも配置され、消防システムも介護施設のより高い基準に応じてアップグレードされました。また、認知障害のある高齢者向けに、敷地内には認知訓練活動室が設けられ、かつての幼稚園のキッチンも設備をアップグレードして高齢者食堂に生まれ変わりました。
介護サービスセンターには現在40床以上の長期入所用ベッドがあり、開業半年で入所率が8割に達しました。長期入所の料金は、高齢者の健康状況に応じて4000~5000元(約9万4600~11万8000円)の全込み料金を設定しています。またデイケア、短期療養、高齢者食堂、訪問入浴サービス、食事配達・通院付き添いなどの多様なサービスも提供しています。自宅から近く、低料金の介護サービスが提供されているため、多くの高齢者はここで余生を安心して過ごすことを選んでいます。
遊休幼稚園の転換方向としてはこのほか、高齢者大学のサービス提供、夜間学校の運営、住民の活動スペースへの改装などもあるとのことです。(提供/CGTN Japanese)











