2026年9月4日、韓国・京郷新聞によると、ハリウッド俳優のアンセル・エルゴートが、韓国で開かれた文化芸術イベントに日本の浴衣を着て参加し、物議を醸している。
現代アートの国際見本市「フリーズ・ソウル」の開幕に合わせてソウル・漢南(ハンナム)洞のリウム美術館で2日にイベントが開催された。国内外の文化・芸術関係者が招かれ、エルゴートも出席した。
しかし、記事によるとエルゴートは浴衣を着ていたといい、「浴衣は夏祭りや温泉などで比較的気軽に着られるもので、着物よりも格式が低い」と説明されている。さらに、主催者は同イベントのドレスコードを「カクテル・アタイア」としていたことが分かり、ネット上では「韓国文化を紹介するイベントで、なぜ日本の伝統衣装を着たのか」「イベントの趣旨をまったく考慮していないのではないか」「日本に行こうとして降りる場所を間違えたのか」などの批判が相次いだという。
一般的に「カクテル・アタイア」は、フォーマルよりややカジュアルなセミフォーマルの服装とされる。同イベントに参加した韓国の著名人の多くも、ドレスコードに合わせてスーツ姿だった。
一方で、個人の服装の選択に文化的・政治的な意味を過度に持たせる必要はないとの意見もあるという。エルゴート本人は、なぜ浴衣を選んだのかについて、現在まで公の場で説明していない。
論争が広がる中、誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授も、自身のSNSに「わざわざ浴衣を着て登場したのは、あまりにも無礼な行為だ。グローバルスターとしての資質を疑う」と非難する投稿をしている。エルゴートの妻が日本系の女性だと伝えられていることから、「たとえ日本人女性と結婚していたとしても、時と場所に応じて服装を選ぶことは基本的な礼儀だ」と指摘している。
記事はほかにも、エルゴートが東京を舞台としたドラマに出演していることなどに触れ、「日本とのつながりは最近始まったものでもない」と伝えている。
一方で、エルゴートは2017年に映画のプロモーションでソウルを訪れたこともあり、その際は、韓国の文化や料理、K-POPに関心を示し、BTSのメンバーに会うなどもしたという。当時のインタビューでは「韓国の文化と韓国料理が好きだ」と語り、毎年韓国を訪れたいといった趣旨の発言もしていた。そのため、今回の服装について、「単純に韓国文化に対する知識不足から生じたものとは断定し難い」との評も出ているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「無礼なやつ」「韓国を馬鹿にしたようなまねをするやつは追放して入国禁止でいい」「というか誰だよ」「韓国でファンを獲得したくて興味があるふりをしてたんだろうね。でも、誰だか知らない」「日本がそんなに好きなら日本でだけ活動しなよ。韓国のイベントに来るな」「韓国文化に対する知識不足でやったことじゃないなら余計に悪質じゃないか?」など、怒りのコメントが殺到している。
一方で、「韓国文化が好きでも日本文化が好きでもいいじゃないか。両方好きじゃダメなんて決まりでもある?」「日本の衣装だということより、セミフォーマルだというドレスコードがあるのに旅館の寝巻きを着てきたことが問題だよ」「浴衣って温泉で着るやつでしょ。日本人の妻まで非常識なのか」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)











