15日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比11.55ポイント(0.29%)安の3955.58ポイントと反落した。
 中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ。
取引時間中に公表された中国の4~6月GDP成長率は4.3%にとどまり、市場予想(4.5%)以上に前四半期(1~3月)の5.0%から減速した。中国政府が設定した成長率目標「4.5~5.0%」も下回っている。ほか、月次経済統計では、6月の小売や鉱工業生産は予想を上回ったものの、1~6月の固定資産投資や不動産開発投資は予想以上に縮小した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。政府は足もとで、消費拡大を促す政策を打ち出すなど景気重視のスタンスを示している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が10.0%(ストップ)安、半導体材料の有研新材(600206/SH)が9.5%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が7.7%安、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が7.3%安、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.6%安で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が9.2%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は4.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
 非鉄・レアアース、産金株も安い。廈門タングステン業(600549/SH)が7.2%、江西銅業(600362/SH)が3.6%、広晟有色金属(600259/SH)が3.7%、赤峰黄金(600988/SH)が4.4%、山東黄金(600547/SH)が2.3%ずつ下落した。
軍需産業株、電設株なども売られている。
 半面、消費関連株は高い。酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が7.0%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)と機能性飲料の東鵬飲料(605499/SH)がそろって6.9%、冷凍食品の安井食品集団(603345/SH)が6.3%、雑貨卸売の浙江中国小商品城集団(600415/SH)が5.9%、食品の桃李面包(603866/SH)が4.0%、家電の海爾智家(600690/SH)が3.4%、スーパーの永輝超市(601933/SH)が3.2%ずつ上昇した。医薬株、自動車株、不動産株、金融株、エネルギー株、運輸株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.14ポイント(0.05%)高の273.73ポイント、深センB株指数が0.01ポイント(0.00%)安の1093.91ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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