外部環境の改善が相場を支える流れ。中東情勢の過度な警戒感が薄らいだほか、米ハイテク株が好材料だ。トランプ米大統領は2日、ホルムズ海峡を巡る協議実施に向けてイラン側と調整しているとし、協議は3日午後(日本時間4日のもよう)にも始まるとの見方を示している。一方、7月31日の米株市場は、ナスダック指数が1.0%高と続伸。4~6月期決算の予想上振れで、アマゾンが15.3%高と急伸した。クラウド事業が高い伸びを示したことで、人工知能(AI)投資の収益化を巡る懸念も一旦薄らいでいる。
ただ、上値は限定的。中国の景気不安が重しだ。指数は安く推移する場面もみられている。取引時間中に公表された民間が集計する7月の中国製造業PMIは50.9と、上昇予想(52.0)に反し、前月実績(51.7)を下回った。また、国家統計局が先週発表した製造業PMIは49.2に低下し、5カ月ぶりに景況判断の境目となる50を割り込んでいる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.3%高、電子商取引(EC)中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が6.8%高、香港不動産大手の恒隆地産(101/HK)が4.5%高と上げが目立った。
セクター別ではクラウド関連が高い。傘下企業がデータセンターを運営するアリババのほか、金山雲HD(3896/HK)が6.1%、金蝶国際軟件集団(268/HK)が4.6%、万国数拠HD(9698/HK)が2.6%、微盟集団(2013/HK)が2.5%ずつ上昇した。
発電設備関連も物色される。信義光能のほか、太陽光発電パネル用ガラス製造の福莱特玻璃集団(6865/HK)が10.1%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が8.6%高、太陽光発電素材メーカーの協キン科技HD(3800/HK)が7.4%高、洋上風力発電設備メーカーの大金重工(1081/HK)が5.8%高、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が4.9%高で引けた。
半面、医薬セクターは安い。南京英派薬業(7630/HK)が11.3%、翰森製薬集団(3692/HK)が3.6%、泰生物製薬(6978/HK)が2.8%、百済神州(6160/HK)が2.0%ずつ下落した。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.59%安の3809.65ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











