レアルで数々のタイトルを獲得してきたモドリッチ Photo/Getty Images
モドリッチが語った将来
40歳となった今も現役を続けるルカ・モドリッチが、レアル・マドリードへの変わらぬ愛情を明かした。2025年夏に13年間を過ごしたクラブを離れ、現在はイタリア・セリエAのミランでプレイするモドリッチだが、心の中には今もマドリードがある。
スペイン紙『MARCA』のインタビューに応じたモドリッチは、マドリードを離れて1年以上が経過した現在について「もちろんマドリードが恋しい」と語った。
特に大きいのが家族の存在だ。子どもたちは長くマドリードで暮らしており、現在16歳の長男については「彼はマドリードで子ども時代を過ごした」と説明。そして家族から「いつ家に帰るの?」と聞かれた際のエピソードを紹介し、「彼らが言う『家』はマドリードのこと」と明かした。
そんなモドリッチに、引退後にマドリードへ戻る意思があるのか尋ねると、答えは明確だった。
「もちろん。正直に言えば、いつか戻りたい。マドリードは僕の家だから」
ただし、単純に古巣へ戻って生活したいというわけではない。
「僕はただ戻って、そこにいるだけという人間ではない。役に立ちたい。マドリードを助けたい。なぜそこにいるのか分からない状態でいるつもりはない」
そして「レアル・マドリードで働くのではなく、レアル・マドリードのために働きたい」と、自身の理想を語った。
13年間で数々のタイトルを手にしたモドリッチにとって、レアルは単なる所属クラブではない。CLを6度制覇し、クラブ史上最多のタイトル獲得選手となったが、本人が最も誇りに感じているものはトロフィーの数ではないという。
「僕にとって最大のトロフィーは、人々から受けた愛情。特にマドリディスタからの愛情だ」
一方、40歳になった現在もピッチに立ち続けるモドリッチは、「年齢」を巡る報道には少々うんざりしているようだ。
「この話は2019年、W杯の後から始まった。当時は33歳だった。『あとどれくらい続くのか』『もう33歳だ』『34歳になったらもう無理だ』と言われた」
しかし、その後もモドリッチは2度のCL制覇やクロアチア代表でのW杯3位、ネーションズリーグ決勝進出などを経験。本人も「その後、人生で最高のプレイをした時期もあった」と振り返る。
だからこそ、年齢ではなくピッチ上のパフォーマンスを見るべきだと訴える。
「18歳でも、30歳でも、40歳でも、50歳でも関係ない。ピッチで毎日、競争できることを証明しているなら、それを見るべきだ」
現在も休日に1週間まったく運動しないことはほとんどなく、ランニングやテニス、バスケットボールなどに取り組むという。モドリッチにとって、身体を動かすことは仕事ではなく生活そのものだ。
「僕はこれを仕事だとは思っていない。楽しんでいる。今も楽しんでいる」
そして、いつか訪れる現役引退についても「その瞬間は近づいている」と認めながら、自分の身体が「もう終わりだ」と告げるまでプレイを続ける構えだ。
マドリード時代については、ジョゼ・モウリーニョへの感謝も口にした。2012年の移籍交渉はトッテナムとの間で難航したが、「モウリーニョがそこまで主張しなければ、マドリードは交渉から撤退していたかもしれない」と振り返る。
「彼は僕を欲しがっていた。だから、彼が一番重要だったと思う」
モウリーニョは現在マドリードを率いている。モドリッチは新指揮官について「勝者であり、クラブを知っている」と称賛し、今季の成功を願った。
ミランで現役生活を続けながらも、モドリッチの心にはマドリードが残り続けている。
「僕は今も、そしてこれからもマドリディスタだ」
40歳のレジェンドが描く未来は、再びマドリードの地で始まるのか。少なくともモドリッチ自身は、その可能性を否定していない。
「僕の意向は、マドリードに戻って、そこで暮らすこと。でも人生で何が起こるかは分からない。決して確実なことは言えないけど……そうなればいい。そうなってほしい」

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