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「もう甘ちゃんじゃなく海女さん」大人の階段を上り始めた「あまちゃん」4週目

2013年4月30日 11時00分 ライター情報:木俣冬

B.L.T.関東版 2013年 06月号
東京ニュース通信社
発売中
これから能年玲奈ちゃんが表紙の雑誌が増えそうな予感

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第1回
「毎週月曜更新中、木俣冬のおさらいあまちゃん」バックナンバー集はこちら


東京から北三陸にやってきて海女になった16歳の少女アキ(能年玲奈)。彼女の甘酸っぱい成長を描く連続テレビ小説「あまちゃん」(宮藤官九郎脚本)は話題のまと。

アキのかわいさをはじめ登場人物の強い個性、脚本の面白さ、海女さん、まめぶ、ウニという北三陸の魅惑的な風物詩など「あまちゃん」ネタは日常のコミュニケーションを円滑にするキーワードになりつつあって、久慈へまめぶ汁を食べに行ってレポートする人が現れるほどの盛り上がりっぷりです。

こちらも、負けるなとばかり、NHKスタジオパークに行ってきました(スケールがぜん小さっ)。
この様子は最後にお伝えすることにして、今週も「あまちゃん」の先週分を振り返るレビュー、「それでは出発進行!」(19回でのユイちゃんの台詞)です!

第4週(4月22日から27日)「おら、ウニが獲りてぇ」は、東北新幹線よりも早く物語が進み、こんなに展開早くて、このあとどうなるの? と気になります。
「鈍感で幼稚」とナレーションで解説されてしまうヒロイン・アキですが、この1週間で「もう甘ちゃんじゃなく海女さんだ」と夏ばっぱに言われるほど(ナレーションと夏は同じ宮本信子)めざましい成長を遂げます。

アキが敬愛する親友ユイ(橋本愛)の映像が観光協会のサイトに載ったことで大反響を呼び、日本各地から観光客が北三陸に押し寄せてくると、その相乗効果でアキまでプチブレイク、袖が浜にも観光客が詰めかけます。
しかしアキはまだウニがとれません。
とうとう海女の活動期間の終わりである9月の末日が近づいてきました。
ラストチャンスは潜り納めのイベント「本気獲り」。
皆が固唾を飲んで見守る中、アキは海に深く潜り・・・。
というのが、第4週の大まかなあらまし。

一人前の海女を目指すアキは、ウニを獲るという最大の課題を抱えながら、ヒロシ(小池徹平)に告白されたり、ユイや先輩海女のプロ根性に学びを得たり、漫画家・河井克夫などが演じる観光客たちに熱い視線を投げかけられたり、母・春子(小泉今日子)に「ブス!」と罵られたり、春子が灯台の下に書いた「海死ね ウニ死ね」がまたもや韻を踏んでいたり、春子の部屋でYMOの曲に「キュン」としたり、先輩海女の安部ちゃん(片桐はいり)が引退したり、リアスに貼られた名士・足立功(平泉成)の講演会ポスターも週半ばにはさりげなく違うデザインに変わっていたり、荒波のごとく激しく緩急のついた毎日を過ごします。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

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