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「わろてんか」82話「こんなことがまさかあるのかと目を疑ったよ」と視聴者も思った

2018年1月11日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第15週「泣いたらあかん」第82回 1月10日(水)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:川野秀昭
イラスト/まつもとりえこ

82話はこんな話


キース(大野拓朗)が大阪につれてきた志乃(銀粉蝶)は、栞(高橋一生)のお母さんだった。

あなたは生き別れのお母さん


やっぱり地震の話は見たくないのか、月曜日といっても休日であったせいか、80話は、視聴率16.6%とかなり低かった(ビデオリサーチ調べ 関東地区)が、81話は19%台に戻った。
16%まで下がった朝ドラは「まれ」(15年)以来だ。
ツッコみどころ満載という点において、「まれ」と「わろてんか」は似ているといえば似ている。
似てないのは、主人公の存在感。「まれ」はやたらがむしゃらで、「わろてんか」は妙に大人しい。

さて、82話である。
「こんなことがまさかあるのかと目を疑ったよ」(栞)。
まさに、そんな感じの、まさか、まさかの超展開。

志乃を見て栞は「あなたは・・・」と言うが、彼女は栞に見覚えがないようで。
栞もてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)に知り合いかと聞かれて、人違いだったと訂正する。
だがしかし・・・。
しばらく長屋に住み、寄席の手伝いをすることになった志乃に、なぜか心揺らす栞。
そして放送10分後、栞は志乃が実母であると、てんと藤吉に告白する。
志乃は栞の父の妾で、金のために栞を売ったのだと。だから栞は母を恨んでいるらしい。
恨みながらも思慕が捨てきれず・・・という人情劇パターンだが、その事情をじつに淡々と栞は説明するのであった。

キースの苦しみ


こうなると、キースは単に、栞と生き別れの母親をつなぐ係として使われているのかと思うではないか。
だが、さすがにそうではなく、笑いを続けることに悩みを抱えているドラマが用意されていた。
アメリカに行って一旗上げると言いながら、それができず、東京で再起をかけたが、関東大震災でチャンスが潰えてしまいそうになっている。
アサリ(前野朋哉)がもう一回コンビを組んでもいいと言うが、大変な体験をしたため、いまは笑いをやれる気持ちになれないと肩を落とすキース。
笑いは人を救えるか、という、ドラマの本質に迫る部分を担うことになりそうだ。

栞も、母問題のほかにも問題が折り重なって、さあ、大変。
サブタイトルのように「泣いたらあかん」でっせー。

妹が出てきた日


なぜか突然、てんの実家・藤岡家から妹りん(堀田真由)が訪ねて来た。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    NHKは、朝ドラの脚本家選定をいかなるプロセスで行っているのか、興味深い。

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  • 匿名さん 通報

    栞が、彼女が母親だとあっさり告白するのに驚きました。もう数話してから話すのかと思ってしましたから。

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