そんな“野菜味モノ”の先駆けといえば、やはりアレだろう。
そう、トマトプリッツである。
グリコが誇る超定番商品、トマトプリッツ。
「スナック菓子にトマト味」というのは、ファンタ・キャベツ味バリの無茶な味付けなのでは……と、思うのだが、違和感なく世に浸透しているのだから恐れ入る(ファンタ・キャベツ味が存在するかは不明)。
なんでまた、トマト味のスナック菓子を作ろうと思ったのだろう? 江崎グリコ株式会社の広報に聞いてみた。
「トマトプリッツが生まれたのは1989年、当時世の中はバブル真っただ中でした。団塊Jr世代や、若いOLさんなどの個人消費がとても大きかった時代です。その層を狙った商品として、何か新しいものをということで開発されました」
そう、トマトプリッツはバブルの真っただ中に誕生した。メッシー、アッシーを使いこなし、ボディコンに身を包み、夜な夜なランバダダンスを踊り狂っていた時代である。そんな、当時の若い世代の購買意欲を刺激するには、奇抜なものが必要だったのだ。
「当時はナチュラル志向が高まっており、それに空前のイタリアブームでした。そこで考えだされたのが、トマトプリッツです。イタリアといえばトマトということで」と江崎グリコ(株)の広報担当者。