「自分でPC組み立て、性能を上げるイベントに行ってきた」でCPUの、「動画表示に不満のある人へ、ビデオカードを改造してみませんか?」でビデオカードのOC(オーバークロック)をそれぞれ取り上げた。演算処理性能を自分でカスタマイズすることで、3Dゲームなどのパソコンに負荷の大きいコンテンツをよりスムーズに楽しめるわけだ。
だが、OCするときに忘れてならないのは、「冷却」。演算処理性能が上がると同時に熱量も増え、放っておけばオーバーヒートしてしまう。なので、冷却装置の強化が必要なのだ。
一方、忘れてならないのはメモリだ。メモリの容量が大きく演算処理能が速ければ、それだけパソコンのスピードも上がる。パソコン売り場で店員に、
「メモリを増やしませんか」と言われたことがあるだろう。それだけ、パソコンにとってメモリは重要なパーツなのだ。
前置きはこのくらいにして、いよいよ本題。まず、普通に使用していてメモリはオーバーヒートするものなのか。
「メモリを定格で使っている限りでは、オーバーヒートするようなことはまずないと思います」(リンクスインターナショナル)
定格とは販売された状態のまま、つまり使用限度を守ったスペックのこと。
ところが、メモリもCPU、ビデオカード同様にOCできてしまうのだ。