運動神経があるって素晴らしい、とそんな彼女の後姿を5分走っただけで顔面蒼白になりそのまま呆然と見つめていたが、普段からあまりの私の鈍くささを見かねていた同僚が先日、『大人の「運動音痴」がみるみるよくなる本 いまからでも遅くない!』を薦めてくれた。その帯に書かれた一言に衝撃を受けた。「運動神経がない、は思い込みだった!」……。本当なのか! 朗報すぎる!そこで早速、著者の深代千之さんにお話を聞いてみた。
35年もの長きに渡り、呪縛のように運動神経がないと思い込んでいたのですが、それは思い込みなのでしょうか?
「私たちは誰でも、利き手と非利き手があります。なぜか利き手は「生まれつき」だと信じている人が多いのですが、利き手を骨折したりして長い期間使えない場合などは、非利き手での箸を使ったり文字を書いたりする巧みさが向上してきます。つまり、利き手と上手な動きは生まれつきではなく、生まれた後の環境つまり練習によるということなのです」
なるほど!思い起こしてみれば、小学生のときに利き手を骨折した際、最初は大変な思いをしていたが、だんだんと動作に慣れてきて最後にはお箸を上手に使えたり、授業のノートも利き手ではない左手で取れるようになっていたことを思い出した。