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他人の家で食べる飯は美味しくない、ひとりで食べたい『鬱ごはん』

料理漫画として、やってはいけないこと。それは読むと食欲が無くなるということじゃないでしょうか。

もちろん今までの料理漫画にも、ちょっと食欲がなくなるような描写の作品が過去にもありました。汗が入って偶然塩味がちょうど良くなったり、審査員の飼い犬をこっそり鍋に入れたり肉にさしを入れるために蛆を使ったり。でも、それらの作品も、その部分だけが強調して語られがちではありましたが全体的には美味しそうだったりしていたのです。でも、今回紹介する料理漫画「鬱ごはん」は違うのです。

「食事とは本来排泄と同じく隠されるべき行為ではないだろうか?」
と言っちゃう主人公は就職浪人中の鬱野(ウツノ)たけし。とにかく食が楽しめない性格をしています。

「何を食べても美味しく感じられない自分が最も食欲の湧かない食事がある。他人の家で食べる飯だ」
どうですかこの台詞。普通の料理漫画では「みんなで一緒にご飯を食べるのが一番美味しい」とか言って、どんなに贅沢なものを食べていても一人のご飯は美味しくない、というのが定番なのに人とご飯を食べることを拒絶しているんですよ。さらには「選びたくない」と言ってドーナツ(ミスタードーナツのようなお店)を選ぶのも苦労するし、「食券は良い。店員とコミュニケーションをとらずに済む」と言っては店員と話すことを拒絶します。そのせいで、お店ががらがらなのに順番待ちの紙に名前を書き店員さんからいつまで経っても名前を呼ばれないということもあります。いわゆるコミュ障と呼ばれるものですね。
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