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「美味しんぼ」は、なぜ「福島の真実」編を描くにいたったのか。超ていねいに振り返ってみた

「美味しんぼ」は、なぜ「福島の真実」編を描くにいたったのか。超ていねいに振り返ってみた
美味しんぼ110巻 福島の真実(1)<br />2011年11月~2012年6月までの取材を元に構成された「福島の真実」編の上巻。シリーズの半分が収められている。
もはや雑誌の枠だけではなく、連日のようにテレビや新聞などでも報道されている今回の「美味しんぼ 第604話 福島の真実」編の騒動。

事の発端は、4月28日発売のビッグコミックスピリッツ誌に掲載された「福島の真実 その22」において、主人公の山岡士郎とその父親の海原雄山が福島取材から帰ってきたら体がだるく、鼻血が出たというものです。これが「福島に行ったら鼻血が出る」という風評被害ではないかと大きく話題になったのでした。

あまりにもショッキングな描写だったためか、1ページだけが切り取られた画像がインターネット上に出回り、そこだけを見て叩くという人も多く出ました。でも、1ページだけを見て作品のことについてあれこれ言うことはするべきではないと思います。

そこで、美味しんぼ全体の歴史を振り返り、何故美味しんぼが福島のことを描いているのか、今回のシリーズはどのような流れだったのかを見ていきたいと思います。

なお、美味しんぼの第○話という表記は雑誌掲載時のものです。単行本では全て1巻ごとに「1話」「2話」と付け直されています。さらに複数回に渡る話では「2話その1」「2話その2」と表記されます。今回の「福島の真実」編は第604話にあたり、それがその24までの24回に渡って掲載されたものです。以降の表記では、「福島の真実」編以外では単行本何巻何話と記載しています。

●「日本全県味巡り」からドキュメンタリー志向になった

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