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木皿泉の魅力を濃縮。脚本家の原点「ショートショート木皿泉劇場 道草」今夜2話、必見

       
先週より、NHKのBSプレミアムにて2週連続でドラマ「ショートショート木皿泉劇場“道草”」が放送されている(夜11時~)。これは、タイトルどおり、「人生の道草」をテーマに、木皿泉の脚本による数本の短いドラマで構成された番組だ。ドラマの幕間には、今年現役を引退した将棋棋士・加藤一二三が街歩きをするコーナーも設けられている。

先週、12月9日の第1夜では、タクシーの車内での運転手とアイドルの客による「さよなら不思議ちゃん」、吸血鬼の叔父と甥による「バンパイアはつらいよ」と2本の物語が、それぞれ2つのエピソードに分けて放送された。
木皿泉の魅力を濃縮。脚本家の原点「ショートショート木皿泉劇場 道草」今夜2話、必見
「ショートショート木皿泉劇場 道草」はもともとラジオドラマだった。その脚本は4冊に分けて単行本化されている。画像は今夜放送の「平田家の人々」シリーズを収録した巻

「人間のそういうとこ、ちょっと、キュンとくるよな」


番組は、“神様”による口上から始まる。声はベテランアナウンサーの加賀美幸子だが、姿はマキタスポーツというギャップ。かつては神々しかったのが、このような「みすぼらしい姿」になってしまったのは、人々が神様をあまり信じなくなったからだと説明される。これは、このあとに出てくる吸血鬼の話ともちょっと関連してくる設定だ。

木皿泉の作品では、日常のなかでの人々の会話、そこに出てくるさりげないセリフに心を揺さぶられることが多い。今回のドラマもそうだった。

「さよなら不思議ちゃん」では、“不思議ちゃん”という設定で活動するアイドル・ピュアコ(門脇麦)が、本当の自分とのギャップに揺れるさまが、会話の端々からうかがえる。

たとえば、ピュアコが唐突に「自分は解離性障害かもしれない」と言い出し、

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2017年12月16日のレビュー記事

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  1. 木皿泉 ドラマ

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